暇だから話してやろう
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俺は関東の県で産まれ育った。
ごくふつうな環境で何事もなく育った。
と、思っていた。 この前会社の同期とマンボー明けを祝して飲んでいた。
その時にガキの頃の話になった。
ガキの頃は楽しかった、あれあった、これあった、など。
俺は一番楽しかったのは夏のお祭りだった。 地元の夏祭りはそれは盛大で近隣地区でも有名だった。
とにかく派手。
血を撒きまくる。
色々な生き物の血だ。
最後は若い衆が決まって小学校のプールを真っ赤にして全員で飛び込む。 って記憶がある。
が、これは話してはいけない事なんだと思い適当にごまかす。
ガキの頃、短い土管に入って出た時に強烈な目眩が一瞬だけしてすぐに収まった。
そこから少しの違和感がある人生を送ってきた。 きっと俺は夢を見ていたんだろう。
血まみれのおかしい地元、人々。
おかしいと思えるようになった俺はようやく馴染んだと理解出来ている。
あの土管に入らなければどうなっていたのか、考えてもわからないが普通に溶け込めた今はとても安心だ。 ただ思うのは全く相容れない文明、文化が迫ってきた時にこの今の世界はどうなるか、恐ろしい。
なんでこの前そんなガキの頃を思い出したのか。
わからないから家の猫に相談してみた。 猫はニャーンと言うだけでよくわからん。
願わくば04/05に何も無いことを祈ろう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています