CNNテレビは21日、ロシア軍が作戦を統括する司令官を任命しないままウクライナ侵攻に踏み切った可能性があるとの見方を報じた。
米当局は司令官任命を確認できていないという。複数の米国防当局者の話として伝えた。
統率が取れず侵攻停滞の主要因になっていると指摘している。

CNNによると当局者らは、ロシアのプーチン大統領が侵攻作戦の全容を政府中枢だけにしか知らせず秘密主義を取っていたと指摘。
現場に展開する多くの軍司令官は侵攻直前まで任務を知らず、各軍が連携して準備できなかったと分析している。

現地やウクライナ周辺に全体を統括する司令官がいないため、ロシア各地から動員された部隊は補給物資を奪い合っているもようだという。
各部隊は連携せずに独自に行動しているようだとも指摘している。

ロシア軍は通信手段も確保できておらず、前線の兵士と各部隊の司令官が携帯電話など機密性のない手段を使っているため、
通信を傍受されて反撃を招いているという。
https://www.sankei.com/article/20220322-SZ6LSCPGBZITHDDBRTD6SEUYQI/