(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は22日、日本から輸入されたイチゴ9件が水際検査で不合格になったと発表した。
日本産のイチゴから基準値を上回る残留農薬が検出されるケースが相次いでおり、同署は先月下旬から検査を強化している。

同署が同日公表した不合格品は計18件。日本のイチゴのほか、チリのネクタリン、韓国の水参なども含まれる。

不合格品のイチゴ9件からは基準値を上回る農薬フロニカミドやクロルフェナピルが検出された。

同署北区管理センターの陳慶裕科長によれば、同署は先月21日以降、日本から輸入されたイチゴに対して全ロット検査を実施。
今回不合格になったイチゴのうち、3件は検査強化前に輸入されたものだという。

陳氏は、日本産イチゴに対する全ロット検査は半年間実施する予定だと説明。残留農薬の基準値超過の状況が改善されなければ、期間の延長を検討すると述べた。

検査で不合格になった食品は輸入が認められず、積み戻しまたは破棄される。
https://japan.focustaiwan.tw/society/202203220003

基準値を上回る残留農薬が検出された福岡県産イチゴ=食薬署提供
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