【30代男性・Kさんのケース】「かわいそう」な息子と関係を持つ母親 〜障害者と性的虐待〜

 Kさんは、子どものころから統合失調症を患っていた。

 あるときKさんは幻覚や幻聴がひどくなり、母親に連れられてクリニックに来院し、デイケアに通うようになった。面談時などに性的な話題を意図的に女性スタッフに振ることが頻繁にあり、それ以降は男性スタッフが面談をすることになった。

 そのなかでよくよく話を聞くと、Kさんは風俗通いをやめられず、消費者金融からも借金を重ねており、性依存症の問題を併発していることが判明。Kさんは母子家庭で、現在治療に専念しているので定期的な収入はない。風俗に行くためのお金は主に母親が支払っているという。

 そしてKさんと面接を重ねるたびに、さらに明らかになったことがある。彼は中学時代から母親と性関係を持っていたというのだ。Kさんは、「イヤだったけれど、子どものころからそうされていた」と面接で口にしていた。

https://bunshun.jp/articles/-/41793?page=3