「光熱費や税金の支払いは現金のみなので、現金保持のためにほかの買い物はクレカを使い、その支払いが毎月10万円近く。一度この生活をしてしまうとますます現金がなくなり、苦しい。抜け出せない」

IT企業の派遣社員として働く彼女の手取りは18万4000円。クレジットカードの支払いを除くと、手元に残る現金は8万円ほどという計算になる。

「賃貸更新費用12万円はキャッシングします」
「貯金はできない。服も買えない。美容院の回数を減らすために、仕方なく髪を伸ばしてる」
「住民税も高すぎだし、おしゃれもデートもできない。1人でいるのが一番コスパいい。友達と外食もできないし、1回500円以上かかると思うとカフェでおしゃべりもできない。交通費往復1000円近い……と思うと、外出も徒歩圏に限られる」

経済的に困窮していると、1人でいる時間がどんどん増えてしまうらしい。女性は、

「出会いなんかありません。貯金が1円もないので、賃貸更新費用12万円はキャッシングします」

と半ばやけくそ気味で締めくくった。



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