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2022/03/19(土) 21:54:23.265ID:TyJpwdiE02月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻。
政府は各国に先立ち、ロシアへの制裁措置を打ち出し、その波は一気に世界中を駆け巡った。
しかし、その制裁が回りまわって、国民のサイフを脅かす事態となっている。
庶民は「物価高が起ころうが、ウクライナ国民が受けている災難を思えば何のことはない」、
「プーチンを叩きのめすまでは耐えるべきことは耐える」と、社会は“戦時下経済”さながらだ。
制裁の効果は、ブーメランのように跳ね返っている。
ウクライナ危機が目に見える形で庶民のサイフを蝕んでいる顕著な例は、ガソリン価格の高騰だ。
前年の3月中旬に1リットル当たり186円だったレギュラーガソリンはいまや240円に値上がり、一気に25%も上がった。
この先、1リットル当たり300円を超えるとの予想まで出てきている。
よく知られているように、ウクライナは世界でも有数の穀倉地帯だ。
小麦価格の値上がりも顕著で、これにより食品価格の値上がりも避けられない。
さらに、物価高に加えて市民に絶望感を与えているのが電力・ガス料金の急上昇だ。
筆者は現在、契約している電力会社の料金シミュレーションサイトをチェックしてみた。
3月いっぱいまでの月額は9000円弱で、これがおおむね通常期の料金だった。
これが3月に入って約5万6000円と、とんでもない上昇の仕方をしている。
エネルギーの大半を輸入に頼る日本では自体はますます悪化していくだろう。
ウクライナが戦っているのに、楽しいことなどしている場合ではないというムードが漂っているのが今の社会だ。
最近ではスーパーに行くと、驚くほど安い生鮮品や食料品を多数見かけるようになってきた。
生鮮品は、本来の規格に達しないワケあり品をパック詰めした肉や魚、野菜など。
米や卵、コーヒーやお菓子、ミネラルウォーターといった必需品は流通や包装にとことんまでコストダウンを図り、
こちらも正規品の3〜4割引で買えるようになっている。
正直なところ「おいしくないもの」も混ざっているが、もはや価格の安さには代えがたい、
というところまで庶民のサイフは脅かされている。
各国はロシアへのさらなる制裁を検討しているが、「絶対悪への正義感」だけでは生活が成り立たなくなってきている。
ソース
https://president.jp/articles/-/55582