佐天「地球上から酸素を消す能力かー」
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佐天「初春ー、ついに能力が目覚めたよ!」
初春「ほ、本当ですか? おめでとうございます!」
初春「それでどんな能力なんですか?」
佐天「うん、地球上から酸素を消す能力なんだ」
初春「へぇ〜! 凄い能力ですね!」
佐天「でしょ〜?」 佐天さん風力使いだっけ
エアマスターはまた別の人だっけ 初春「それで、レベルはいくつなんですか?」
佐天「レベル? レベルは6だよ!」
初春「えぇ!? 6ですか!?」
佐天「うん、研究の人が言うには一度使ったら全人類が死に絶えるから6なんだってさ」
初春「なるほど……」
初春「ということは今佐天さんは御坂さんより高能力者なんですね!」
佐天「そうだね! 6 > 5だもん!」 世界中の二酸化炭素から酸素を消せば地球温暖化も解決するね 「私より高能力者って?」
佐天「あっ、御坂さん! おはようございます!」
御坂「おはよう! 佐天さん!」
黒子「私も当然いますの」
御坂「それで何の話?」
初春「聞いてくださいよ御坂さん! 何と佐天さんが能力に目覚めて、レベル6になったんです!」
御坂「………………………???」
御坂「あー、うん……おめでとう?」 佐天「ありがとうございます! 毎日お風呂で瞑想してたかいがありました!」
御坂「それで、どんな能力なの?」
佐天「はい! 地球上から酸素を消す能力です!」
御坂「へー、凄い能力じゃない!」
佐天「へへ、ですよねー!」
黒子「は? 酸素を消す? それヤバくないですの?」 御坂「それでレベルは?」
黒子「え? スルー? そこスルーするんですのお姉様」
佐天「はい! レベル6です!」
御坂「え? 6!? レベルの最大は5じゃないの!?」
佐天「私の出現で6になりましたよ」
御坂「そ、そんな……最強のレベル5って色々なところで言っちゃってるのに……」
御坂「このままじゃ……私路頭に迷っちゃうよ……」
黒子「いや、そんなことには絶対にならねーんでございますの」 御坂「このままじゃ私……風俗に落ちちゃう……」
黒子「失礼ですがお姉様、昨日悪いものでも食べましたの?」
御坂「こうなったら佐天さん! 勝負よ勝負!」
佐天「えー!? 私とですか!?」
御坂「そう! 佐天さんを打ち任せれば私がレベル6になれる!」
御坂「そうすれば私が風俗に落ちることは無くなるわけよ!」
初春「流石御坂さん……大胆不敵な考え……」
佐天「良いでしょう! 私の記念すべき最初の相手は御坂さんで決まりです! 河川敷へ行きましょう!」スタスタ
御坂「ええ! 望むところよ!」スタスタ
黒子「…………………」スタスタ 御坂「着いたわ、じゃあ行くわよ?」バチバチッ
佐天「はい! 遠慮なくどうぞ! レベル6の力を見せつけてあげます!」
初春「佐天さん! 頑張ってください!」
黒子「いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!」
黒子「待って? お願いですから待ってくださいまし!」
御坂「何よ黒子! 大丈夫だって、怪我なんてさせないから!」
黒子「だから怪我とかそういうレベルの話じゃねーんですの!!」
黒子「佐天さんが能力を使ったら世界が! 終わるんですの!」
御坂「………? なんで?」
黒子「はあ?」 黒子「お姉様? よーく考えてくださいまし!」
黒子「地球から、酸素が、無くなるんですのよ?」
黒子「イコール、人類は死に絶えますの!」
御坂「だからなんでよ?」
黒子「……………………?」
黒子(いくらなんでもこの発言はおかしい……おかしすぎますの……)
黒子(お姉様はレベル5ですの! 頭だってとってもいいんですの! 酸素が無くなったらやべーことくらいお姉様にだって……!)
黒子(ま、まさか! 既に酸素が少なく……!?)
黒子(聞いたことがありますの……酸素が少なくなると人間は記憶力や注意力がナメクジ並になると……!) 黒子「佐天……貴方、まさか能力を既に使ってますの?」フラッ
佐天「え? まだ使ってないと思いますよ?」
黒子(思いますよ? 使っていないと断言していないということは、使っている可能性があるということですの!)
黒子(きっと佐天は無意識に能力をセーブした状態で既に使っているんですの……)
黒子(これはいけませんの! 風紀委員として見過ごせませんの!)
黒子「佐天! 風紀委員ですの! 貴方を公務執行妨害で逮捕しますのよ!」
佐天「えぇ……?」
御坂「ちょっと黒子……貴方警察じゃないんだから……」 黒子「はあ? 風紀委員だって警察みたいなもの……」
御坂「あー、ハイハイ! 分かった分かった!」
御坂「初春さん、ちょっと馬鹿(黒子)の相手をしてあげて?」
初春「仕方ないですね……」
初春「ハイハイ白井さん、私を逮捕しましょうねぇ」
黒子「初春を!? なんで!? 容疑はなんですの!?」
御坂「それじゃあ佐天さん、邪魔者は消えたし、勝負しましょう!」
佐天「待ってました!」 御坂「レベルの序列は抜かれちゃったけど、一応能力者としては先輩だから先手は譲ってあげるわ!」
佐天「ホントですか?」
御坂「ええ! どっからでもどうぞ!」
佐天「よーし! ではいきますよ!」
黒子「初春! 私は貴方を信じていましたのに!」
初春「ごめんなさーい」
御坂「wktk」
佐天「地球上から! 酸素を消す能力!!」ドンッ ・酸素が無くなると太陽からの紫外線を守ってくれません! 半減されないUVでお肌は真黒け!
「ぎゃぁぁぁぁっ!!!!」
「インデックス!?」
・空気中で光が反射する粒子が減る! おかげで昼間でも辺りは真っ暗!
「インデックス! 何処だ!?」
・酸素がなければコンクリートでできた建物は一瞬で崩壊し、埃と化します!
「何だよ!? 何だよこの音!?」 酸素が一瞬でなくなったのに昏倒しない上条さん強すぎワロタ ・金属は真空状態になるとお互いにくっつく! ケータイなんて一瞬でカチンコチン!
「ケータイは右ポケットに……何だこれ……開かねえ……!」
・地殻の40%程度は酸素が作っているよ! そんな酸素が無くなったらどうなるか! 世界中で地割れが起きる!
「うわぁぁぁぁぁ!? 何だ!? 何が起こって!? 足元が!!」
・酸素が無くなると20%くらいの気圧を失って内耳が破裂! 何も見えないし何も聞こえなくなるよ!
(何だよこれ……何も見えねえ……何も聞こえねえ……)
(アチィ……アチィよ……落ちてんのか俺……? 何がどうなってんだ……)
(インデックス……何処だ……俺が……俺が守って……) こうして人類は一部を除いて滅んだ。
滅んでいない奴らもいるにはいるが、
もう地球に住むことはできないだろう。
地球は一人の少女によって完膚なきまでに破壊された。
事実上、人類はここで終わったのだ。
移住できるような星なんてものはまだ無い。
あらゆる可能性が消え去った今、
残された私達はこれからどうするべきなのか。
私達は考えなくてはならない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています