米ワーナー・ブラザースが、ウクライナ侵攻を続けるロシアで2022年3月3日に封切りが予定されていた新作映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の公開を取りやめることを発表した。米ウォルト・ディズニー・カンパニーに続く同様の措置となった。ワーナーによる声明は以下の通り。

「ウクライナにおける人道的危機を踏まえ、ワーナー・メディアはロシアでの『ザ・バットマン』公開を停止致します。今後の状況を注視し続け、このたびの悲劇に対する迅速かつ平和的な解決を望んでおります。」

ウクライナ侵攻を受けての対応は、ワーナー・ブラザースに先がけてディズニーが発表しており、ロシアで公開日が定められていた『私ときどきレッサーパンダ』や『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』などの新作劇場映画の配給を一律ストップ。同措置は無期限とされているが、ワーナーも同様に、このたびの決定が解除される時期を明言していない。

また、ワーナーによる発表の直後には米ソニー・ピクチャーズからも声明が出され、3月24日に予定されていた『モービウス』のロシア公開が無期限中止となることが判明した。同社は『モービウス』のほかに劇場公開を予定していた全映画の配給を止めることを明かした上で、「被害に遭われた方々へ祈りを捧げると共に、この危機が迅速に解決されることを願っております」とコメントした。

https://theriver.jp/warner-stop-batman-russia/