鳥取 ←なに思い浮かべた?
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そんなに寝言だと言うならこの布団で寝てみろと怒った旅籠屋と古道具屋は金貸しに布団で寝るよう迫った
二人の剣幕に折れた金貸しは旅籠屋に泊まる事となり、その夜例の布団で寝ることとなった
夜になり、旅籠に泊まっている客たちは寝静まった頃、金貸しはなんとなく真っ暗な部屋の中で
人の気配がする事が気になっていた
すると何か話し声が聞こえる
兄さん…寒かろう?
お前こそ寒かろう…
「誰だ!誰かそこにいるのか!」
金貸しは枕元の行灯の辺りに手を伸ばし、火打ち石で行灯の油に火を灯した
部屋には誰もいない…
暫くして油がなくなり、行灯の火も消えた
兄さん寒かろう…?
お前こそ寒かろう?
「きっと気の迷いだ。あんな話をしやがるから」
兄さん…寒かろう…?
お前こそ…寒かろう?
ゾッとする冷気に包まれる部屋
翌朝、旅籠屋の主人が様子を見に行くと、金貸しの顔色は無いも同然でいかにも堪えたようだった それから旅籠屋と古道具屋は渋る金貸しを急き立てて近くの寺に相談に行った
寺の住職はその話を聞くと、三人で亡くなった兄弟のために法要をする事を勧めた
そこでまたも金を出し惜しむ金貸しに詰め寄りながら、三人は金を出し合い件の布団で
息絶えた子供たちのために追善供養をする事となった
それ以後、例の布団からはあの声を聞くことはなかったという 昔SANYOの工場があった頃、製品の差し替え発生して朝イチ羽田から向かいました
SANYOの工場はww2で陸軍の練兵場だったみたいで、趣きはそのままで利用されてました
今も残ってるのだろうか 大山山麓には槌転びという所謂ツチノコの話がよく残っている
槌転びは夜山道で寝ているらしく、それを踏みつけた人が激しく身をブルンと振るわせて
逃げたらしく、その拍子に転んでビックリし逃げ帰ったそうです ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています