小説書いたから評価してくれ
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90年代のある夏、俺は家族で沖縄へと出かけた。
当時中学2年だった俺は、沖縄という別世界のありがたみが分かるはずもなく
専らの興味は、ホテルのゲームセンターや土産物にあった。
ホテルは当時にありがちな趣味の悪いリゾートホテルといった風合いで
親から自由行動を与えられるわけもない年齢では、選択肢は限られていたという事情もあった。
それでも俺はホテルのプールや、プライベートビーチで原色の水着をまとって大騒ぎするような人たちと
同じようにして楽しむ気分にはなれなかった。
今ではそれをはっきりと区別する適当な言葉があるが、当時の俺としても漠然とした疎外感というか
あそこは自分のいるべき世界ではないと言ったような感情があったように思われた。
暇を持て余した俺はホテルのフロントの向かいにある土産物コーナーをぼんやりと眺めていた。
シーサーの置物、派手なアロハシャツ、沖縄の名産
予想を裏切るようなものは何一つない、地元のデパートにでも行けば揃わないものはないような退屈な土産物屋だった。 そんな中物陰から俺に熱視線を送る万引きGメンっぽい男がいた
間違いない…あいつはホモだ
俺のポケットは熱くなったものでググっと持ち上がった
それを見て万引きGメンが話しかけてきた
「君、ポケットの中に何を隠している?見せなさい」
俺は狼狽した
「いえ…僕は何も盗っていません」
すると万引きGメンは言った
「何も取っていないのなら見せられるだろう」 「これはちんすこうじゃないのか?」
そういってポケットの上から乱暴にふくらみをつかんできた
体に痺れが走った、だが俺はその手を振り払うことは無かった
大人の…特に許されざる関係の間に流れる言葉には
表面的な理解とは全く別の論理が流れることをはじめて知った
それは俺の胸の奥をただただ甘く苦しくさせた
今思えばそれは憧憬のような感情だったのかもしれない
俺たちは、捕まえる側と捕まる側だったが一方で、それはまるで共犯関係だった 「 ポケットの奥にはアンタギーもあるじゃないか…悪い子だ」
男は俺の股間をまさぐりながら、明確に性欲を孕んだ目でこちらを見てきた
「おじさん…悪い子は…悪い子はどうなるんですか?」
怯える様な、期待がこめられたような虚ろな目で男の顔を見上げた
すると男は耳元に熱っぽい吐息を吐きかけながら言った
「もちろん…お仕置きが必要だ」
股間をまさぐっていた手で俺の手首をつかみ逆の手にある腕時計を何度か見た
「まだ時間があるな…こっちへ来なさい」
俺は抵抗しなかった、抵抗はしなかったがそれをしても無駄だと分かるほどの
成熟したオスの膂力で引っ張られた
男がささやきかけた俺の耳は真っ赤に火照っていた バックヤードの扉へ踏み入るとひんやりとした空気が漂っていた
事務所へと向かう薄暗い廊下にある小さな窓から青い海と空が見えた
それは白に近いような眩しい青だった
沖縄の夏は、輝く太陽の下から一歩扉を潜れば淫靡な世界が渦巻いていた
今でも私は、あの夏の沖縄のことを思い出すと輝く眩しい太陽や海ではなく
あの、ひんやりとした薄暗い廊下を思い出すのであった アンダキーって実物見たことないから一瞬理解できなかった >>6
ながれでわかれよ
>>7
才能に嫉妬したからって暴言はいけない え?終わり??
今ではそれをはっきりと区別する適当な言葉があるが、当時の俺としても漠然とした疎外感というか
あそこは自分のいるべき世界ではないと言ったような感情があったように思われた。
これ伏線だと思ったけど結局何だったの? >>9
これ以上長くなるとめんどいじゃん
それは伏線じゃなくて90年代には陰キャとかボッチとかそういう言葉がなかったってこと >>10
ふむふむ
あ、それとこれ揚げ足取りではないんだが
>熱視線を送る万引きGメンっぽい男
これは結局万引きGメンなの? >>13
そっか
こいつもうちょいいじってみてもいいかも
続きが気になるし気が向いたら広げてみてもいいとおもう >>14
描写はどう?
設定より描写のほうに力入れてるんだけど
陳腐とかくどいとかある? >>15
1描写1描写がなげえ。文字数稼ぎに見えるわ >>15
情景描写に関してはうまいと思う
心理描写はもうちょい動機が見て取れるようにするかシャレード使った表現なんかにすると結構文章引き締まるとおもう
あとは好みで分かれるかもだけどレトリックごりごりの徹底的な世界観に押し込める描写か逆に簡素だけどセリフで引き込むかのスタイルに合わせて構成するといいかも
偉そうに言ってごめん
俺も勉強中の身だからじっくり読ませてもらったよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています