14〜20日の熊本県感染症情報によると、近年急増している梅毒の感染者3人が県内医療機関から報告された。今年の累計は20人となり、同時期としては過去最多となっている。

 県健康危機管理課によると、梅毒は性感染症の一つ。初期には性器など感染部位にしこりができたり、股の付け根のリンパ節が腫れたりする。妊婦がうつると胎盤から胎児に感染し、死産などにつながる恐れもあり注意が必要だ。

 同課は「性行為の際は皮膚や粘膜が直接接触しないようコンドームを使用してほしい」と注意を促す。症状に気付いたら早めの受診を呼び掛けており、県内保健所では無料・匿名の検査を受け付けていることも周知している。

 一方、県内50定点の医療機関から感染性胃腸炎208人(前週比46人減)、RSウイルス感染症70人(3人減)、突発性発疹23人(6人増)が報告された。感染性胃腸炎は菊池保健所の警報レベルを解除し、県内全域で終息した。https://news.yahoo.co.jp/articles/24140c8c7a4bc96b8879f5423e525ba688034be1