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(’-’*川ヨウイッテナニ❓トケイバカリミテルトカミサマヲカンジテクル🐰ショウセツカイテミタオ🍹マタ♪
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0001jc!ダオ
垢版 |
2022/02/21(月) 21:22:27.252ID:ZfphM9VV0
「おや、どうするんじゃ? わしを殺すのか?! 」
思った通り、その言葉尻は見事なまでにやさしく包まれ、少しももらさないようにとらわれます。屋敷の手土産にでもされるように。
「くっ…、き、貴様…!」
「殺すがいい! メシイの年寄さ、簡単なものじゃよ________」
と、叫ぶように怒鳴った老婆はここで一つの大きな爆弾を谷のみんな、すべての心に昂然と火を焚きつけてから挙句、そっと静かに、とうとうその中にそれを放り投げるように囁いたのでした。
「ジルを殺したようにな…」
果たして谷の城門の前はただちに、さまざまな人々のはち切れんばかりの怒号でうまく湧き返り始めます。
「ジル様を…?!」
「ジル様は病気で…!」
「なんだと?!」
「人殺しっ!」
「人殺しぃ…!」
もう人々は目と歯をむき出しに、おのおの握りこぶしを振りかざしてそれぞれの悔しさや不安、怒りを唯一の道を行くようにまっしぐらに、たちまちにめらめら盛んに燃え広がせてアッという間にそれを爆発させ始めました。
「黙らせろ! 逆らう奴は容赦するな!」
人々の剣幕があまりに激しく、戦車の上にいるただひとりの女のすぐ真下に控えたこの先の士官らしき男もやむを得ずふたたび怒鳴って兵たちに命じました。そしてその喧噪の中、戦車の真ん前に立たされて悲し気な瞳を潤わせ震わす儚げに美しいただひとりの少女もまた、たいていの人の注意の外から気丈な声を上げ懸命に精一杯、祈るよう穏やかに人々を抑えたのです。
「みんな待って! 私の話を聞いて!」
谷は今鎮まりました。ただひとりの声も残らず風とともに去ったかのように。
「これ以上、犠牲を出したくないの。お願い…」
誰もが目をぱちくりさせて健気なこの罪人のような少女を固唾をのんで見守りました。城小父ミトは無念のあまり、ひとり口を震わせます。
「姫さま…」
脇を向いて少女は続けました。
「ばば様も分かって。この人たちに従いましょう…」
谷にはあらためてすすり泣きが漂い始めました。本当に恐るべき、神さまにさだめられた運命のように元からそこに吹いて幾十日、幾百日も去らない風のように。
放棄されたような谷中の武器の山を前に突然の侵略者の銃に囲まれて、絶望の少女は涙もなく、それだけいうと毅然と横を向いて去っていきました。

残念ながら今日はここまでです。
何らかんらで谷はそのあと何らかんら救われます。予言者のおばあさんもいます。脇を固める子供もいます。
「姫様、青い異国の服を着ているの」
「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。おお、古き言い伝えはまことであった…!」
青い服の少女は微笑みながらなおも金の光の上を歩きます。生まれたばかりの天使のように。
0003以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2022/02/21(月) 21:49:55.442ID:dCci5DBLM
こんばんは。あたしはカウンディーネ。
AAとして成り上がるため、スレを巡る旅をしています。
    __
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  ||‘‐‘||レ   _)_, ―‐ 、
  /(Y (ヽ_ /・ ヽ     ̄ヽ
  ∠_ゝ  ` ^ヽ ノ.::::::__( ノヽ
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フ
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