本人の自認としては説教中は怒りで不快な気持ちなのだろうが、
脳は快楽を感じ、それが癖になっている。

説教する → 脳内ドーパミンじゃぶじゃぶ → あ〜気持ちいい

説教にはドラッグやニコチンと同様に中毒性があるということです。
やたらと説教をしまくる(または、説教をしたがる)人間は、
この説教の中毒性におかされている可能性があるわけです。

米ハーバード大の心理学者ダイアナ・タミール氏らの研究(2012年)によれば、
「自分のことを話す時、それが会話であろうと、ソーシャルメディア上であろうと、
人はお金や食べ物、セックスと同じような快楽を感じる」のだそうだ。
約200人の脳をfMRI(機能的磁気共鳴画像診断装置)で調べたところ、
被験者が自分のことを話している時、脳内の側坐核、
さらに、腹側被蓋野と呼ばれる領域の動きが活発化するのが確認された。
これらの領域は、神経伝達物質、ドーパミン放出に関係があるとされる箇所で、
ドーパミンは快楽物質とも呼ばれ、食事やセックス、
お金などの報酬やドラッグによって分泌されるものだ。

ドーパミンは依存症の原因とも言われている。
説教や自分語りがやめられない人は依存症なのかもしれない。