〜前回のあらすじ〜
愛用の剣に棲みついてしまった悪霊に頭を悩ませたるるさんはついに巫女の資格を取得した。
しかし悪霊に唆されたクルリに浄化を邪魔されるのだった。
クルリ「ダメです!悪霊さんだって生きているのです!」
るるさん(巫女)「クルリどいて。そいつ殺せない」
クルリ「ダメったらダメです。クルリの目が黒いうちは悪霊さんには指1本触れさせません」
るるさん「しょうがない。これは疲れるから使いたくなかったんだけど」胸の前で遠距離から悪霊を祓う印を結ぶ
クルリ「ちょっと何をして……ぎゃあああああああああああ!!!身体が……身体が灼けるぅぅぅ!!!!!!!」
るるさん「ええ。なんでクルリが苦しんでるの」
クルリ「ルルスヮン……アア……ルルスヮァァン……」全身がドロドロに溶け、とろろそばのようになる
るるさん「そんな。まさかクルリも悪霊だったなんて」
クルリ「私を倒したくらいでいい気になるなよ……です……。ガクッ」
るるさん「なんかよく分からないけど良かったかも」
こうして街に平和が訪れ、るるさんは巫女の免許を役所に返納しに行くのだった。
おしまい