和歌山県の山奥で
「働きたくない若者たち」が共同生活を送っている。
自らを「山奥ニート」と呼ぶ
20〜30代の約10人が一つ屋根の下で暮らすシェアハウス。
彼らは皆、社会や家族とのつながりから離れ、
互いに干渉することもない「理想郷」を追い求め、
この地にたどり着いたのだ。

3年前、愛知県からやってきた30代のももこさんは、
2021年5月、突然の結婚発表でみんなを驚かせた。
お相手は、同じシェアハウスの年下男性。
しかも、ももこさんは妊娠しているという…
自由気ままな暮らしを続け、社会の現実とは
距離を置くことを望んで生きる山奥ニートたちが
新しい命という「現実」に向き合うことになったのだ。

「私はここで子育てがしたい。
10人いれば誰かしら暇な人がいるから」
と話すももこさんに住人たちは戸惑いの色を隠せない…

出産を控える夫婦が頼りにしていたのは、
隣の山の限界集落に暮らす中岡さん(86歳)。
ももこさんは彼女から子育てを教わろうとするが、
シェアハウスで子育てをしようという夫婦に中岡さんは不安を募らせていく…

赤ちゃんという「現実」は、若者たちの理想郷に何をもたらすのか…


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