手塚治虫が生涯で描いた漫画、こち亀769巻分
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
昔の大御所のマンガって結構、読めなくない?
手塚治虫、藤子不二雄の短編、水木しげるとか
読みたいけどマン喫とかにもないだろ
買うと恐ろしく高い 講談社の文庫全集が全200巻だから単行本ならせいぜい500巻分じゃないかな
講談社の文庫の厚さって単行本2冊分のはずだし
それでも多いけど 秋本治が描いた漫画も既にこち亀の巻数超えてるらしいぞ おさむはぶんこでもってるけどバカボンとか赤塚漫画ってまんかでみたことないわ >>3
漫喫では見ないな
古い漫画は最近は電子書籍になってるやつ多い >>10
赤塚不二夫に限らずギャグ漫画は後年じゃ読んでられんから
風刺ネタ多くてよく分からん用語のオンパレードだよ赤塚漫画 存在するんかいうくらいみたことない
ブコフマニアやけど 著作権切れは死後70年後だから手塚治虫でも切れるの2060年とかだなぁ >>3
昔は単行本が傑作選みたいな扱いだった雰囲気あるよね
未収録作がすごく多くてマニアの話についていけない >>15
もしかしてアニメのバンクって手塚治虫の発明だったりする?
そういや愛弟子の富野由悠季がバンク使わせたら天下一の人だし >>18
アトムの頃に一度完成した動画に番号振って、たとえば「アトム 怒り 1番」みたいに後で使い回せるようにしたのがバンクシステムの始まりだな
これと止め絵の濫用でアトムという低予算アニメが成立した
バンクは富野、止め絵は出崎統に受け継がれたな >>19
適当に言ったけど本当にそうだったのか
手塚治虫すげえな ストーリー展開のアイディアを消費しすぎて何やっても二番煎じになるようにしてしまった 漫画のパクリとかで最近良く騒ぎになるけど、全ての漫画は手塚治虫のパクリ!って言われたら返す言葉もない >>20
よくも悪くも日本のアニメ史を動かした革命的システムだしな
おかげで質の低いアニメが量産されて宮崎駿や大塚康生の恨みを買ったという 今の漫画は無駄にリアルに描き込むからなぁ
作業量が違う >>23
その分出来た余裕が作品の多様性を産んだんだと考えれば少なくとも「ファミリー層向けに売るのでこういう作品しかダメです」って軛から逃れられずに死んでいく宮崎駿は否定しないだろうな
パヤオ、映画一本作り終えたらストレス解消にファミリーにウケない漫画描いてモグラに持ち込んでるくらいだし >>24
劇画ブームの頃からだから「今」ってほどでもなさそうだな 連載漫画を描きながらついでにアニメの原画も描いちゃうぞ!
マジで化け物だわ… 手塚神は気に入らないと1000ページぐらいでも平気で描き直すような漫画家だったんだろ。それでも編集者に途中で原稿奪われて雑誌に載せられたりしてすごすぎ >>26
トーンとかなくて点描とかカケアミもしていた人もいたから今昔のどちらがが作画カロリー高いかはよく分からん
CGのここ最近が一番楽なはずだけどその分拡大までしまくってまともに見えない所まで描き込むから結局楽になっていない 売れっ子は大量のアシスタント雇ってほとんどを描かせてた時代だから絵はそんな大変じゃなかったと思うよ
アイディア出しが凄いよね >>25
アトムがヒットすると他社が後追いで鉄人28号やエイトマンみたいな「手塚的な」SFアニメを作ったんだけど
宮崎は当時在籍してた東映が「狼少年ケン」という非SFを作ってその作画班になれたからね(ちなみにこれの第6話が高畑勲の初演出作品)
「白蛇伝」みたいな意識高いアニメ映画を作ってた東映ですら手塚が起こしたテレビアニメブームには乗るしかなかったのが複雑 藤子不二雄のユートピアは日本最高レベルの高額マンガ本 どうでもいいけど虫プロと東映はよく対比的に語られるんだけど
手塚治虫の「ぼくの孫悟空」はアトムよりも先に東映がアニメ化(「西遊記」、映画だけど)したし
虫プロ設立以前には東映がアトムをアニメ化する企画があったし
「西遊記」制作のときは、手塚は弟子の石ノ森章太郎をスタッフとして派遣するくらい東映との関係は良好だった(石ノ森は漫画家を辞めてアニメーターになる可能性もあった)
「東映版アトム」が幻に終わったのはアニメといってもまるで動かない紙芝居アニメにする企画だったから
「アニメは動かしてなんぼ」の東映にとって本末転倒だからダメってことだったらしい アトムがフジテレビで放送されたのは手塚と仲良しだった東映社員の白川大作の弟がフジテレビの社員で
白川が弟に電話して「今度手塚さんがアトムやるから絶対獲れ」って言ったから
このため白川は東映内部で「手塚の回し者」って言われてたそうだ
弟は白川文造といって後にBSフジで代表取締役会長まで出世する 漫画・アニメ史の専門家いない?ってくらい勉強になるスレだわ 1960年前後には今でいう「神作画」のアニメ映画を作ってた東映が
今じゃワンピースとかで全然動かないアニメをいつまでもだらだら放送してるという皮肉
そして上質なアニメ映画は元社員の宮崎駿や高畑勲に受け継がれジブリに… まあ月岡貞夫、りんたろう、杉井ギサブローあたりは名前を知っておくだけでも当時の虫プロと東映の関係が何となく分かるよ
月岡は手塚の弟子のひとりで、さっき書いた「西遊記」の時に石ノ森と一緒に東映に派遣された人
(石ノ森とは逆にそこから東映に正式入社、「狼少年ケン」を企画した人でもある)
りんたろうと杉井は東映から出発したけど内部でゴタゴタしてた労働争議が嫌になって虫プロに移籍した人
りんたろうは劇場版銀河鉄道999、杉井はタッチの監督で有名 手塚のアニメに対する姿勢は賛否あるけど
例えば水木しげるの妖怪ものをマネして大失敗した「どろろ」を取っても虫プロ制作で監督は杉井ギサブロー
演出は富野喜幸(由悠季)、高橋良輔(太陽の牙ダグラム、装甲騎兵ボトムズの監督)、出崎統(ガンバの冒険、あしたのジョーの監督)と後の大物が揃い踏みしてるし
その後のアニメ界への影響力は計り知れないものがあるよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています