優勝決定の直前に二軍落ちし、再調整してきた小笠原にとって、この日の紅白戦は“ラストチャンス”。第1打席に紅軍先発・小山から右翼外野ポールのはるか上をいく大飛球を放ったが、判定はファウルで見せ場はそれだけ。
最終打席は一軍登板経験のないルーキー左腕・今村に軽くひねられた。

 試合後、小笠原は「残念だったね。打てなかったんだからしょうがない」と淡々と結果を振り返ったが、消沈した様子は見せず「時間が限られているなかで、次の機会まで一日一日しっかり準備をやっていく。頑張ります」と話した。
 原監督は「最善、最強のメンバーを組んで、17日(CSファイナルステージ初戦)から戦うだけ」と個人評価を避けたが、岡崎ヘッドコーチは13日からの宮崎合宿には小笠原を連れていかない方針を示した。
 先日は本紙の直撃に現役続行の意思を示したが、CSベンチ入りを逃すとなれば事実上の戦力外。やはり来季は違う球団のユニホームで、となりそうだ。
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