アリの社会はメス中心
アリの社会では、基本的には若い個体が安全な巣の中での仕事、例えば子育てとか貯蔵された食糧の管理などをしています。老齢の個体が危険な外仕事、たとえば狩りとか巣の防衛などをします。「老人虐待じゃないか!」という意見もあるかもしれませんが、あまり大きくないアリの集団では若い個体が死んでしまうと失われる労働力が大きいので、寿命に近い老齢の個体が危険な労働をした方が、コストが低くなるのですね。