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2022/01/14(金) 22:02:11.075ID:XcsvLfek0グリーンブックとは、端的に言えば、グリーンを読むためのアンチョコだ。いわゆるヤーデージブックとは別物で、18ホールのグリーンとその周辺の距離や形状、起伏、速さや風の影響といった情報が詳細に記されたものだ。
このグリーンブックが米ツアーの会場で見られるようになったのは2008年ごろからだった。最初のうちは、ベテラン・キャディらが長年の経験や知識を書き込んでいったものがグリーンブックと呼ばれるようになり、試合会場の片隅などで、1冊数百ドルで売られるようになった。
選手もキャディも、便利だから使っていた。「みんなが使って恩恵を授かっているのに自分だけ使わない手はない」と思えば思うほど、誰もが使うようになった。
そして、ラウンド中は、グリーン上はもちろんのこと、グリーンを狙うショットを打つ前段階から、みな頻繁にグリーンブックに見入るようになり、それが「スロープレーを誘発している」「グリーンやコースを見ずして、グリーンブックばっかり見ている姿が見苦しい」などと批判の声が方々から上がるようになった。
そこで世界のゴルフをつかさどるUSGAとR&Aは、2018年にグリーンブックのサイズや縮尺、精密度を落とす規制を定めた。
ライダーカップで米国キャプテンを務めたデービス・ラブは「現在のゴルフには、マシーンやテクノロジーが入り込みすぎている。レンジファインダーにGPS、スコアリングマシーン、、、。しかし、ゴルフはコンピューターゲームではない」と語り、グリーンブック禁止に全面的に賛意を示した。
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