原始的な日本語は、音節の一つ一つが現代でいう手話の手形のようなもの
組み合わせによって名詞や動詞、助詞などを構築していくうちに、その一連の流れがそのまま文法化した
大雑把な表として纏めると以下のようになる

ア-手掲 イ-手拝 ウ-手提/得 エ-ア拝    オ-ア提    (自然体の手)
カ-爪掲 キ-爪拝 ク-爪提/暮 ケ-キ掲/カ拝 コ-ク掲/カ提(引っ掻く爪)
サ-刃掲 シ-刃拝 ス-刃提/擦 セ-シ掲/サ拝 ソ-ス掲/サ提(切っ先を向けた手刀)
タ-秤掲 チ-秤拝 ツ-秤提/連 テ-チ掲/タ拝 ト-ツ掲/タ提(雨を確かめる手)
ナ-拳掲 ニ-拳拝 ヌ-拳提/濡 ネ-ニ掲/ナ拝 ノ-ヌ掲/ナ提(軽く握った拳)
ハ-掌掲 ヒ-掌拝 フ-掌提/触 ヘ-ヒ掲/ハ拝 ホ-フ掲/ハ提(指を閉じた掌)
マ-叉掲 ミ-叉拝 ム-叉提/群 メ-ミ掲/マ拝 モ-ム掲/マ提(左右又は上下から物を掴む手又は両手)
ヤ-盃掲  -盃拝 ユ-盃提/揺  - 掲/ヤ拝 ヨ-ユ掲/ヤ提(物を捧げる腕)
ラ-螺掲 リ-螺拝 ル-螺提/  レ-リ掲/ラ拝 ロ-ル掲/ラ提(手首を捻ったり曲げたりする補助動作)
ワ-腕掲 ヰ-腕拝 ウ-腕提/熟 ヱ-ヰ掲/ワ拝 ヲ-ウ掲/ワ提(肘を中心とした腕全体)

爪を掲げる+手形はそのままで揉み手を提げる時のように対象に群れる
=目一杯に開いた爪からそのまま掴む動作=噛む
手刀を拝む+手形はそのままで爪を提げる時のように対象に暮れる
=自分に向けた手刀を遠くから胸元辺りまで引き寄せる動作=敷く
提げた揉み手を掲げる+手形はそのままで手首を提げる時のように対象に捻じる
=土を持った掌をひっくり返す動作=盛る
などと巧く解釈してもらえると助かる

ヤ行ワ行は当初存在したエ甲オ甲が独立した結果誕生したものと考え、現在のエとオは乙に相当するものと仮定する
尚、エ段オ段には甲乙を一応つけたが、区別がないものは原則的に甲と想定する
また、イ段乙は基本的に~する存在/生き物と想定し省略する