小説書く
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
『1年2組の皆さんおはようございます』
スピーカー越しの女性教諭の声に生徒達が挨拶を返します この小学校では通常の授業に加えて体操服への着替えがあり、更にプール開きの時期ではあるため水着も着なければなりません 「はぁ……」
その放送を聞くユキはこの季節が来るたびにため息をつくのでした 1年生の教室で体育着に着替えた生徒が男女に分かれてプールに向かいます 当然女子更衣室などないため、ユキは他の生徒より少し遅れて体育館の横にあるシャワールームに入り込み鍵をかけ、その中で体育着を脱ぎ捨ててスクール水着とブルマに履き替えます そしてトイレでブルマの中におもらしをしてから再び水泳場へと戻りました (やっぱりお昼寝の時に飲んでおくべきだったわ)
1時限目の授業は50m泳ぎの記録測定なのですが、泳いでいる最中ユキは必ずと言っていいほどおしっこをしたくなり、その都度立ち止まってしまいます 結果タイムは大きく落ち込み、教師に注意を受ける羽目になるのです 結局この日も記録はほとんど伸びずに終わったのでした 2時限目は図工の授業でした 3限目は算数の時間です しかしここでもまた問題が持ち上がります 5年生の男子と6年生が喧嘩を始めてしまったのです 5年の子が持っていた絵筆を取り落としてしまっても気づかず6年に食ってかかり 6年生の方はその子の筆を取り上げたまま突き飛ばし、5年生を押し倒してしまいます 「うっ!」
7人の男の子に囲まれ押し倒されたせいで下腹部を強く打った女の子は大きな声で悲鳴をあげ、周りにいたクラスメイト達は一斉に振り返り騒ぎを聞きつけた先生を呼びに行きます 5年生と6年生の男子児童はそのまま先生達に怒られてしまい、放課後居残りを命じられました 4年4組の生徒は5・6時限目に国語という事で、国語係が教材を持って他のクラスへと行きましたところがその国語係の子は途中で急に立ち止まります 「どうしたの?」
友達が声をかけると彼女は顔を真っ赤にして言いました 「ごめん!ちょっとお手洗い行ってくるね」
そう言って駆け出す国語係の子を見送り、別のクラスの子達と一緒に朗読の練習をしていると
「ねぇ、なんか変じゃない?さっきからあの子の様子がおかしいよね?」
と隣の席に座っていた子が話しかけてきました 確かに言われてみると国語係の彼女の表情はとても苦しげで、時々ふっと目を閉じて何かに耐えるような仕草をしていました すると次の瞬間国語係の子は突然しゃがみ込んでしまいました 「え!?どうしたの?」
周りの子供達が心配して声をかけた その時、 シュィイイ……ジョロロッ……チョボッ……チョロチョロ…… 国語係の彼女からおしっこが出てきました 「嘘でしょ……」
「なんであんな所でするかな……」
「信じられない……」
国語係の子は恥ずかしいのか両手で顔を隠しながら立ち上がってその場を走り去っていきました 結局この後国語係の子は学校に戻ってこなかったのです 昨日の国語係の彼女が今日になっても登校していないのです ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています