日本の人気漫画『ダルマンボールZ』(原作:鳥手羽明)が映画の本場ハリウッドで実写化されるにあたり、
『フィフス・エレメント』(邦題:五イ本不満足)などで知られる日系人映画監督のヨークニ・Z武(ズィーブ)氏が
メガホンを取ることが明らかになった。
Z武氏は自身の別荘のあるコロラドで制作会見を行い、コロコロに乗って現れたZ武氏は
「ミナサンコニチワ。Z武デス」とカタコトの日本語で挨拶をし、会見を始めた。
Z武氏はまず映画の概要を説明し、その後なんと一部キャスティングを発表した。
世界に散らばる四股を求めて冒険をする主人公、五苦U(ゴクウ)役にZ武氏の実子で
映画『バグズ・ライフ』でイモムシ役を好演したU太氏が、さらに五苦Uのライバルの
ベズィータ役をZ武氏本人が演じることを明らかにし、また、Z武氏の妻で韓流女優のイ・ニミさんも
脇役で出演することも明かした。
一部記者から「少々身内贔屓のキャスティングではないか。」との指摘を受けるとZ武氏は、
「この映画はCGなどの特殊効果を多様するため莫大な制作費がかかり、出演者については手をこまねいていた。
しかし、身内を使えば多少は費用を抑えられるのでこのようなキャスティングにしたまで。
これ以上の質問は菜食主義者による障がい者差別として然るべき手段をとる。」と立法機関への通報も辞さない構えを見せ、
少々強引に会見を終わらせ、コロがるように会場をあとにした。
確かにこの映画によって現在世界中で注目されている日本のアニメ・漫画の文化の更なる発展を望めるだろう。
しかし、一つの作品が誕生することがそんなにめでたいことなのだろうか。
どちらにしても、これでまた大事な議論は先送りにされてしまうのだろう。

ZP通信(Katawashington, Toshiyuki Nishida)
https://www.afpbb.com/articles/-/3192251