世界の医療事情「インド編」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
インドは日本の約9倍という広大な面積を有し、人口は13億人を超えています。
1年は暑期(3〜4月)、酷暑期(5〜6月上旬)、モンスーン期(6月下旬〜9月)、中間期(10〜11月)、冬期(12〜2月)に分けられますが、国土が広いため地域により気候は異なります。
デリー、グルガオンおよびその近郊では、酷暑期には45℃を超える暑さとなる一方で、冬期には5℃前後まで気温が下がり、寒暖の差はかなりあります。
また、ムンバイは年間を通して高温多湿な気候であり、ベンガルールは海抜900m以上にあることから年間を通して過ごしやすいとされています。 インドは全土で水事情が悪く、上水道は1日に数時間程度しか供給されません。
そのため多くの家庭ではタンクを設けて水をためています。
蛇口から出る水道水をそのまま飲用とすることはできません。
タンクの洗浄を定期的に行うことが必要です。
レストランで出されるグラスの水、ジュースの中の氷についても、どのように作られたものかわからなければ注意してください。
飲用にはペットボトルやボトル詰めのミネラルウォーターやジュースを選び、開栓の際に密閉が確かであったか確認するようにしましょう。
高級レストランでも不衛生であることがあるので、外食には十分注意が必要です。
外食の際には、肉魚の火の通りをよく確認し、生野菜やカットフルーツ、生フルーツジュースは避ける方が無難です。 都市部には最新の医療機器や個室を備えた私立総合病院があります。
しかし、医師の水準は、先進国と同等とは言えません。医師の水準が高くないため、チームとして働く医療スタッフである看護師、検査技師への教育が不十分です。
また、丁寧な問診から診察という基本的なアプローチができていないため、難しい症例の診断や治療には限界があり、また、インフォームド・コンセントを含め、患者への説明のシステムが確立できていないため、不必要な検査および投薬が常態化していることもあります。 たとえば、感染対策の不備の問題では以下のような事案が発生しています。
2007年、ほとんどの抗生物質が効かないNDM-1(ニューデリー・メタロβラクタマーゼ1)という多剤耐性菌がインド・ニューデリーで発見され、2010年には、インドで医療を受けた欧米人がNDM-1に感染し、本国に持ち帰るという事案が多発しました。
また、我が国のNDM-1の初発例はインドからの帰国者でした。 ほとんどの病院は部門ごとに縦割りとなっており、医師の受診、血液検査、レントゲン検査、薬局などで、受付と事前支払いを別々に繰り返さなければならず、検査結果は医師を再受診する前に自分で受け取る必要があります。
各受付では列を作らず早い者勝ちの状態であることがほとんどです。 また、他の発展途上国と同様に、基本的で避けることができない救急処置はインドの病院に依頼するものの、待てる手術および出産は日本での対応を推奨しています。インドの大気汚染は深刻で、2019年のインドの大気汚染関連死は167万人であったと報告されています。 デリーやグルガオン、ムンバイ、ベンガルールといった都市部では、大気汚染が顕著で、例年、11月から1月にかけて、微小粒子状物質(PM2.5)や粒子状物質(PM10)の濃度が高い日が続きます。
呼吸器や循環器に基礎疾患をお持ちの方は注意が必要です。
また、ほとんどの私立病院の空気清浄機等の大気汚染対策が不十分です。
大気汚染による新型コロナ感染の重症化の影響が危惧されています。 インドよりまだニートのほうがマシってことか( ・᷄ὢ・᷅ ) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています