0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします🐙
2024/04/07(日) 01:45:34.729ID:30bdUxkf0そのとき、近くで私たちの作業を見ていたK監督が私に向かってこう言った。
「まだ、休憩時間ではない!」
すぐに作業に戻れと言わんばかりの剣幕だ。
「いいんだよ。今、一息入れているんだから……」と言う私に対して、K監督は「私には、あなたたちを時間まで使う権利がある」と言い返してきた。
次の瞬間、私の体は宙を舞っていた。「ふざけるな!」という怒鳴り声と同時に、跳び蹴りを彼の腹部にお見舞いしてやった。
倒れて苦しそうに転がり、うなるK監督に対して、「お前、この汗が目に入らないのか?」と私。私と若手2人の上着は、噴き出す汗でビショビショなのだ。
職長の職務の中で、作業員の健康管理はとても重要だ。作業員が無理をして仕事をし、熱中症にでもなったら、現場にも関係者にも大変な迷惑がかかるし、生命の危険もあるのだ。
今まで監督らしい仕事を何一つできないK監督を、いろいろと面倒見てきてやった私に対する、「私には、あなたたちを時間まで使う権利がある」という彼の一言は、私の心に怒りの火をつけた。苦しむ彼をしり目に、私はその足で事務所に向かい、S所長のところへ怒鳴り込んだ。