べジータと同じ部屋に閉じ込められました(´д`;)
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「チクショウ出しやがれクソッタレが!!」
朝起きたら見知らぬ部屋にMハゲのオッサンと一緒に閉じ込められていた。
Mハゲのオッサンはさっきから壁をガンガン蹴りながら暴言を吐きまくっている。
と言うか誰だよ。このハゲは。
「おい、貴様!!」
ハゲに話しかけられた。
1時間ほど壁を蹴り続けて流石に無駄と気づいたのか。
「ここはどこだ?」
そんな事オレが知るわけ無いだろう。
「チッ、役立たずが」
腹立つオッサンだ。
「舐めやがって……オレに本気を出させたいようだな。良いだろう」
ズアッ!!
独り言を言いながらオッサンが急に光り輝いた。
流石のオレも驚いた。デコが光るとかそういうレベルじゃない。
髪の色まで変わってマンガみたいな金色のオーラ出してる。何だコイツは。
「これが超(スーパー)ベジータだ!!!」
この人は超(スーパー)ベジータと言う名前らしい。
オレがちょっと噴出したら超(スーパー)ベジータは物凄い睨んできた。
怒るなよ超(スーパー)ベジータ。
ちなみに光ったのは良いけど別に部屋からは出れなかった。 超(スーパー)ベジータが無駄に光っただけで
外には出れずに更に数時間が経過した。
オレも流石に危機感が募る。別に引き篭もりのオレとして
部屋から出ないのは良いのだがMハゲのオッサンと閉じ込められる趣味は無い。
どうせならもっと萌える女の子とかだろうが普通。
何だよ、光るハゲのオッサン(推定30代)って展開おかしいだろ。
ハゲは目を瞑り腕組をして壁に持たれかかっている
何か光って疲れたのだろうか。確かに電気代要らないくらい光ったら疲れるだろうな。
オレは取り敢えず部屋の構造を確認する事にした。
出口はやはりどこにも無いが10畳くらいは有りそうなワンルームと
トイレ、台所、風呂は完備されているようだった。冷蔵庫の中には食料もあった
少しだけ安心した。出口が無い上食料も無いと流石に死んでしまう。水も出るようだ。
ただし外部に連絡を取れるような物はまるで無い。2chも出来ない。死にたくなる。
「ファイナルフラーーーーシュッ!!!!」
部屋の方から物凄い閃光が迸った。慌てて部屋に戻る。
部屋の中にあった家具一式は吹き飛んでいた。オレの布団も。
オッサンがまた光り輝いていた。勘弁してくれこのチビMが。
何?ファイナルフラッシュって。その無駄な光輝きの事なのか?
って言うか壁壊そうとするのは良いけど内部を破壊するなよ。
と言うような事を言ってやったら
「クソッタレが。オレはサイヤ人の王子だ。貴様に指図される覚えは無い!」
とか言われた。超(スーパー)ベジータに続いての自己紹介がコレ。
ハンカチ王子とか流行ってるから何か王子って名乗りたくなったんだなこの人。
だけど、オッサン…その年で王子は無いだろ?そもそもサイヤ人って何だよ。オレはまた噴出した。
サイヤ人の王子がまた人を殺せるような目で睨んできた。
だから怒るなよサイヤ人の王子。オレが今日から王子様って呼んでやるからさ。
ちなみにファイナルフラッシュは必殺技だったんだって。どうでも良いけど。 ベジータと入る部屋なんて精神と時の部屋くらいしかないから地獄 王子様(推定30代)がファイナルフラッシュで部屋を荒らしてから更に数時間が過ぎた。
オレは荒れ果てた部屋の片づけを必死に行っていた。最低でも今日はここで過ごす事になりそうだ。
こんな荒れ果てた部屋で過ごすのはちょっと耐えられない。
王子様(推定30代)はさっきから腕立て伏せを物凄い勢いでやっている。
部屋を破壊するにはパワーが足りないとか言って腕立てを始めたのだ。
そういう問題なのか?コレ。素直に助けを待つ方が良いと思うのだが
この王子様(推定30代)はどうしても部屋を破壊して出たいようである。
部屋はある程度片付いたし飯を作らなければならない。
幸いにも冷蔵庫には食料は用意されていた。数日は持つだろう。
オレはお好み焼きを作ることにした。一応王子様(推定30代)にも飯が要るか聞いてみる。
こいつは多分、自分では料理とかしないタイプだ。お好み焼きは何か作りそうな気もするけど。
「フンッ!」
回答になってねーよ、チビハゲが。
だが、オレはひ弱だ。ここ数時間一緒に居ただけでこの王子様が
無駄にガチムチで光る事は判っている。攻撃されると嫌だし一応コイツの分も作っておくことにした。 「21314、21315、21316、ぜぁぁぁぁ!!!」
まだ腕立てしてたのか。回数が凄いことなってるし。てか動きが早くてキモイ。
飯が出来たことだけ伝えてオレはお好み焼きを先に食った。まぁまぁの出来と思う。
王子様も汗をタオルで拭いながらお好み焼きをかっさらった。食うなら素直に食うって言えよ。
「山芋が入って無いな。チッ。キャベツの量が少ない。クソッタレが」
お前は海原雄山か。物凄い文句言いながら食ってる。しかも2枚目に突入。
誰もお前の分って言ってないのに。想像してみて欲しい、チビMハゲのオッサン(推定30代)に
料理してやったら文句ばっか言われてかつ、自分がまだ1枚しか食ってないのに3枚食われた時の事を
しかも、ぶん殴ってやろうかと思ったら「フン、悪くは無かった」だって。
ツンデレだよ。30代のオッサン(チビハゲで光る自称王子)のツンデレだよ。きめぇ。
確かにオレは>>12で萌を望んだけど、これは違うだろ。何か死にたくなり
オレは食器の片付けもせずに寝た。オッサンの腕立ての音が非常に煩かった。
あと深夜に光るのは止めろ。眠れない。 朝起きるとMハゲの姿が無かった
まさかオレが寝ている間に一人で脱出したのだろうか?
ぶっちゃけ普通に有り得る。もっと餌付けしとけば良かった。
と思ったら台所の方からハゲが現れた。何か凄い食料持ってる。めっちゃ食ってる。
どう考えても数日分の食料だ。何考えて生きてるんだこのMハゲは。普通節約するだろ。
って言ってやったら
「オレに指図するな」とか返された。
またそれかよ。こいつの通知表には絶対に協調性と計画性が無いって書かれてる。
無意味に敵をパワーアップさせてボコられたりするタイプに違いない。
「貴様に超(スーパー)サイヤ人の事を教えてやる」
始めて向こうから話しかけてきた。どういう風の吹き回しか知らないが暇なので聞く事にした。
「これが普通のオレだ…そしてこれが超(スーパー)サイヤ人!」
金色に輝き髪の色も変わる。はっきり言って原理が全然判らないが何となく頷く。
「そしてこいつが……」物凄いスパークがMハゲを包み込む
「超(スーパー)サイヤ人2だ。今のオレは差し詰め超(スーパー)ベジータだな」
出たよ、超(スーパー)ベジータ。笑いそうになるからそのネーミングは勘弁してくれよ。
ところでこれで終わりなのだろうか?冗談で超(スーパー)サイヤ人3は無いの?って聞いてみたら
途端に超(スーパー)ベジータは機嫌が悪くなった。そして無言で訓練を始めた。
後で知った事だがMハゲのオッサンは超(スーパー)サイヤ人3にはなれないらしい。
本当に有るのかよ、3。
ちなみにMハゲのライバルは変身出来るらしい。本当にどうでも良い。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています