転生したらスライムだった件を1ミリも知らないけど想像で話を書く
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俺「……寒い」手はぁーはぁー
俺「……やっぱ冬はおでんだよな……頼むからがんもあってくれよ」
俺「……ん?」
女性「」ふら……ふら……
俺「……酔っぱらいか?あれ危ないんじゃ」
遠くからトラック ブオーー
女性「」ふら……ふら……
俺「!!!」ダッシュ
俺「危ない!!!!」ドン!!!!
女性「え!?」
ぐしゃ 俺(……あれ……体が動かない……声も出ない)
女性「聞こえますか!!!!返事してください!!!!救急車呼びました!!!!!」ぼろぼろ
俺(……この子……めちゃくちゃかわいいじゃん……無職の俺でも……最後に映画みたいに……美しい女性を守ることができて)
女性「!!!!!!お願い!!!!死なないで!!!!!」ぼろぼろ ぐしゃぐしゃ
俺(……俺の生きた意味……あったんじゃね?)
俺「え?」
俺「なんだこれ?俺、ぶよぶよしてる」ぽよん
俺「スライムか?」 俺「なんだよ……もしかして転生ってやつ?」
俺「腹減ったな……近くに街があったらいいんだが……」
俺「おお!でかい街!ラッキー」ぽよん ぽよん
俺「あ、でも人間しかいないっぽい」
俺「ぶよぶよモンスターが入ったら殺されるかも」
俺「変身できねーかな……例えばあの助けた女の子とか」
俺「!」ぶよぶよぶよぶよ
俺「」ぽん
俺「うわー……完全に若い女性じゃん、便利だな」 ~新都市 リルムガルド~
俺「すげー……人だらけ」
屋台「らっしゃい!」じゅーじゅー
俺「うまそー……」よだれ
俺「でも金なんてないしな……どうしよう」
イケメン「すみません、何か困りですか?お嬢さん」
俺「ん?」
イケメン「見た所、観光の方かなと思いまして」歯きらっ
俺「俺の言葉わかる?」
イケメン「え?わ、わかりますけど」
俺「お腹ぺこぺこだけど、お金がまったくないんだ」
イケメン「お安い御用ですよ、何が食べたいですか?」
俺「あれとあれとあれ」
イケメン「買ってまいります」
俺「うまっ……こっちもっ……」ばくばくばくばく
イケメン「ふふ」にこにこ カン!!!カン!!!カン!!!カン!!!カン!!!カン!!!カン!!!
逃げろーー!!!!魔王軍がやってくるぞーー!!!!
ぎゃああああああああああああああ
俺「?」
イケメン「逃げて下さい、巻き込まれます」
俺「って言われても」もぐもぐ
イケメン「こっちです」
イケメン「ここに入って下さい、カビ臭いですけど、私が迎えに来るまで出てはいけませんよ」
俺「……」
イケメン「では」ガチャ 俺「……うーん……魔王軍か、どんな悪さをするんだろう」
俺「……って、俺も魔物なのか」
外のおばさん1「……今度はどんな要求をされるのかしら」
外のおばさん2「……食料と若い女を献上するように命令されるのが常だけどね」
俺「……若い女を献上?」イライラ
俺「……俺、そういうの許せないんだよな」ガチャ
外のおばさん1・外のおばさん2「!?」びくっ
俺「すみません、魔王軍ってどこあたりに来てるんですか?」 魔王軍幹部「魔王様は、この街の成人前の女を全員献上せよとのご命令だ」ふんっ
町長のじいさん「……あぁ……も、申し訳ございません……ぜ、全員というのは」
魔王軍幹部「楯突くなら全員殺す」
町長のじいさん「……」手ぎゅうう 血たらー
イケメン「あの、すみません」
魔王軍幹部「なんだお前」
イケメン「私の妹は重い病気でして、長距離の移動に耐えられません」
魔王軍幹部「知ったことか、道中で息絶えたらゴミのように捨てるまでよ」
イケメン「……」
魔王軍幹部「ぐふふ」
イケメン「……」隠した腰のナイフに手を伸ばす
俺「おい」
全員「!?」
俺「さっきから何偉そうなこと言ってんだ?やめろよ」 魔王軍幹部「娘、今すぐ死にたいのか?」ブチ
俺「やってみろ」
町長のじいさん「……あぁ……なんてことを」
イケメン「隠れていて下さいって言いましたよね」
俺「このじいさんを連れて離れててくれ」
イケメン「え?」
俺「屋台のごはん最高だったぜ」ニヤ 魔王軍幹部「ぐふふ……拷問して殺してやる……後悔しても遅いぞ?」
魔王軍のモンスター「「「「「「「「「」」」」」」」」」ぞろぞろぞろぞろ ざっと200匹以上
俺(女の子をイメージしたら変身できた……なら、他の何かにも変身できるはず)
魔王軍幹部「目を閉じで、どうした?かっこつけておいて、怖いんだろう?」
俺(ドラクエシリーズ全部10回以上クリアしてるオタクをなめるなよ)ぶよぶよぶよぶよ
敵全員「!?」
俺「」ぽん
デスピサロ登場 ど~ん
敵全員「は?」
俺「できた、よし、やろうぜ」
魔王軍幹部「い、いいいいいや、お前何者だ?」
俺「ぼく、悪いスライムじゃないよ」はげしい炎ぶおおおおおおおおおお!!!!!!!つめたくかがやく息キラキラキラキラキラキラキラキラ!!!!!!!!
魔王軍幹部以外全員死亡
魔王軍幹部「くっ……イキカンタ!!」
俺「え?なんだその魔法」
魔王軍幹部「は、ははははwww知らんのかwww間抜けめ、貴様が今使ったような攻撃はもう一切効かんぞ!!」
俺「へーおもろ」いてつく波動スペシャルぶほおおおおおおおおお!!!!!!!!!
魔王軍幹部「あれ?」効果がなくなった
俺「さっさと死ねよゴミが」通常攻撃通常攻撃通常攻撃通常攻撃通常攻撃通常攻撃通常攻撃通常攻撃
魔王軍幹部「ぐふっ」死亡
俺「人間に迷惑をかけんじゃねえぞコラ」 町長のじいさん「……あぁ……ありがとうございます……ありがとうございます」ぼろぼろ ぐしゅぐしゅ
イケメン「本当にありがとうございます。あなたはこの街を救った勇者です」
俺「えへへ」てれ
町長のじいさん「……お礼がしたいのですが、なにかご希望はございますか?」
イケメン「なんなりと」
俺「んー、とりあえず、今夜の宿が欲しいかな、あとは情報がほしい」
イケメン「情報?」
俺「この世界って、魔王軍が人間に迷惑をかけているんだろう?詳しいことが知りたい」
イケメン「そうですけど……どうしてですか?」
俺「俺はもしかしたらそういう立場にないかもしれないけど、人間困らすような奴らが許せないんだよね」ニヤ
2話に続く ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています