文明が高度発達したことによって人類は太陽系外の惑星への移住が可能となった。
しかしそこである問題が発生する。
人類が利用可能な資源が宇宙規模に広がったために人口の爆発的増加が起こったのである。
格差や貧困が宇宙問題となり、従来の対策では焼け石に水となったところで宇宙政府はある決断をした。
それこそがタイムマシンによる人類の4次元方向への居住区の拡大である。
政府は大規模な時空開発を掲げ、多くの人々を政府の管理のもと様々な時代へと送り込んだ。
このとき懸念されたのが未来技術が過去の地球に持ち込まれることによって文明が通常では不可能な速度で発達してしまい、未来人と過去人が居住区を奪い合うことである。
これに対して政府は過去の地球との接触を全面的に禁じたのであり、現代の我々が宇宙人と接触することが無いのもこのためである。