第96回アカデミー賞(2024)の授賞式が3月10日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、「オッペンハイマー」のロバート・ダウニー・Jr.が
助演男優賞に輝き、3度目のノミネートでついに初オスカーを手にした。

本作は、「ダークナイト」「インセプション」「TENET テネット」のクリストファー・ノーラン監督が、「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの
栄光と挫折、苦悩と葛藤を描いた伝記映画。“ノーラン史上最高傑作”との呼び声も高く、アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、
助演男優賞ほか最多13部門にノミネートされた。

第2次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」に参加したオッペンハイマー(キリアン・マーフィ)は、世界で初となる原子爆弾の
開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。

ダウニー・Jr.は、原子力委員会の委員長で、オッペンハイマーと対立するルイス・ストローズを熱演し、アカデミー賞の前哨戦とされる第81回ゴールデングローブ賞で
助演男優賞を獲得。オスカー最有力候補として注目が集まる中、見事キャリア初の栄冠を掴んだ。ダウニー・Jr.はこれまでに「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」(08)で
同賞、「チャーリー」(92)で主演男優賞にノミネートされている。「オッペンハイマー」は3月29日公開。

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