昔話をしようじゃないか…
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
あれは永暦元年のこと
前年の戦の混乱も未だ収まらぬ中、知古の友人に会うため、私は久方ぶりに上洛した とある邸宅の前を通ったところ、窓から30代くらいの不細工でお調子者の男に声をかけられた
話は弾み、邸宅に招き入れられ、見たことのない豪勢な食事をごちそうになり、宝物を与えられた あの男は誰だろう?と近くにいる人に声を掛けたら、何と院だということらしい
私は後白河上皇と会話を交わしていたのだ そして、もう一度ごちそうになるために参ったところ、既に院はこの邸宅におられず、私は門番からあえなく追い出されてしまった 今思い返してもかなり御不細工な御方であった
ひょっとこのようなお顔であった
めでたしめでたし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています