大阪・枚方市立小倉小学校の6年生が2月7日、桃鉄制作者らを迎えてプレゼン発表会を行った。プレゼンテーマは、「桃鉄に枚方を追加してもらおう」。枚方が桃鉄の駅として存在しないことに注目し、同校の6年生たちが枚方の魅力を全力でアピールした。「枚方には子どもから大人まで楽しめる魅力がたくさんあります。桃鉄に追加するしかありません」と力強く訴えた。

 しかし、プレゼンが終わり、桃鉄制作者からの講評は厳しいものだった。「子ども扱いしない」と明言した、「桃太郎電鉄ワールド」監督/ゲームデザインの桝田省治(ますだ・しょうじ)さんだ。

「桃鉄に枚方を入れてくださいといろんな班の人が言いましたが、無理です。まず枚方に対して調べ方が足りない。どういう条件がクリアしないと入らないかということも調べられていない。なぜ選ばれて、選ばれていないかを言及している人がいません。なぜ近いまちが入っていて、枚方が入っていないか。実際の現実というのはライバルがいます。比べられます。」

 各班が提案した物件の多くが重複していたことを指摘し、「8割の人が同じことを言いました。これは採用されない。なぜなら、みんなと視点が同じだから」と語った。

 また、ショッピングモールなどの短命な施設を挙げたことについて、「桃鉄の物件は、30年経っても8割は変わっていない。ということは、10年、20年持つ物件しか選んでいない。そこは10年経っても今と同じようにありますか?点だけじゃなくて時間軸や面で考えた方がいい」と述べた。
https://i.imgur.com/axy9dos.png
https://i.imgur.com/2wLFh4B.png
https://i.imgur.com/RNlhAmN.png
https://i.imgur.com/B5Av6Dn.png