~前回のあらすじ~
毎年年末年始は軽犯罪を起こし、敢えて捕まることで暖かい留置場で過ごすことにしているるるさんとクルリ。
しかし今年くらいはシャバで新年を迎えたいというるるさんは、M-1の優勝賞金を当てにすることにしたのだった。

クルリ「さすがにM-1のレベルを舐めすぎじゃないですか? みんな何年も十何年もキャリアを積んで挑戦してるんですよ」

るるさん「大丈夫。るるさんよくギャグセン高いって言われるから」

クルリ「そんなことは無いと思いますけど……。私るるさんのレスで笑ったこと一度もないですし」

るるさん「るるさんだってクルリのレスで笑ったことないけど」

クルリ「じゃあなんで私とコンビを……。あっ、もしかしてるるさんって、私しかお友達がいないのでしょうか」

るるさん「……」

クルリ「そのお顔は図星ですね。まぁそこまで言うなら『お友達』のクルリが一肌脱いでさしあげましょう。
   私はたくさんお友達がいるのでるるさんなんて大勢の中の一人に過ぎないんですけど、るるさんにとって私は『唯一のお友達』ですからね」

るるさん「……」

クルリ「休日もいつも家にいるから変だなぁとは思っていたんですよね。まさかお友達が一人もいないとは思いませんでした。
   ……あっ、すみません。私がいるので『一人も』は言いすぎでしたね。まぁ私はあまりるるさんのことをお友達だと思ったことはないですけど」

るるさん「いい加減しつこい」クルリのむき出しの頭皮を剣山で思い切り殴りつける

クルリ「ぎゃあああああああああああっ!!!! 私の頭がっ……人類の宝であるクルリの頭脳がぁぁぁぁぁ~~~!!!!!!」頭皮から幾筋もの血が流れ落ちる

るるさん「毛が生えたみたいになっててウケる」

結局今年もるるさんは年末年始を留置場で過ごすことになりそうです。例年と少し違うのは私が年越しを病院で迎えそうなことくらいでしょうか。
さて次回『お笑いにかぶれたオタクはエセ関西弁を使いがち』に続く。来週もまた見てくださいね。