フェルン「誰ですか、そいつ」

フリーレン「行き倒れていたんだよ。可哀想だったからね」

俺「ママぁ……キャッキャッ」

フェルン「どうして小汚いおっさんにおっぱいをあげる必要があるんですか」

フリーレン「心の支えが必要なのは子供だけじゃない、ってヒンメルも言ってたし」

俺「ばぶばぶ」

フェルン「フリーレン様、騙されてますよ。目を覚ましてください」

俺「ママぁ、どうしてこのお姉さん怒ってるの……?」

フリーレン「私を心配してくれてるんだと思うよ」

俺「そうなんだ……お姉さん、僕は怪しいものじゃないよ」

フェルン「近寄らないでください、変態」

俺「……ふぇ、ふぇえええええええん」

フリーレン「フェルン、そんなにキツく言わなくてもいいでしょ」

フェルン「フリーレン様。行き倒れていたのを助けるまではわかります。でも、おっぱいをあげるのはどう考えても異常です」

フリーレン「そうかな」

俺「そんなことない」

フェルン「黙れ」

フリーレン「でも、赤ちゃんに戻って誰かに甘えたい時ってもあるんじゃないの」

俺「あるある」

フェルン「こいつは違います。絶対エッチな奴でございます」

フリーレン「そうかな」

俺「そんなことない」

フェルン「黙れ」