コロナ禍に誹謗中傷投稿、発信者特定し賠償命令も

医師への中傷は、感染拡大を防ぐ情報の公開にブレーキをかけ、感染対応の遅れや不安感を高めることにつながりかねない。

特に悪質な投稿約５０件について、発信者情報の開示を大阪地裁に申し立てた。全ての開示が認められ、４０人ほど発信者を特定。約半数とは、解決金の支払いを条件に和解が成立した。
和解に応じなかった投稿者１７人を提訴。うち３人に対し同地裁は昨年１２月、投稿を「悪質」と認め、計約７０万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。和解などで２人への訴えは取り下げ、残る１２人との訴訟が現在も続いている。
特に悪質な投稿者は名誉毀損容疑などで刑事告訴にも踏み切った。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240203-OYT1T50095/