その日もいつも通り、頬から始めて首筋→腕→脇→お腹→…と順番に舐めていった
おへそを舐めようとすると、フリーレン様はいつも「そこはいい」と言うので避けていたのだが、
今日は気まぐれにフリーレン様を無視しておへそを舐めてみた
フリーレン様は「やめてって」と不満を漏らした
普段と違って余裕が無さそうに見えた
私はそこから歯止めが効かなくなり、溜まりに溜まった垢をすべてこそげ落とすように、その可愛らしいおへそを舌で丹念にほじくっていった
ぴくっ、と、一瞬身体が跳ねたように感じた
フリーレン様は私の顔に枕を押し付けて引き剥がし、
「今日はもういい。寝る」と言って、本当にそのまま寝てしまった
うつ伏せで顔は見えなかった
私はその時、言いようのない、無自覚な恍惚を覚えていた