ひろし「しんすのすけが発達障害!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
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「この用紙をご覧下さい」
少し大げさなくらいに整った身なりをした男が広げたのは、B4ほどの大きさの紙だった。
そこには難解そうな専門用語が羅列され、また片側にはなんだかよく分からない数値が記載されていた。
「これは新K式テストに基づいて算出されたお子さんの知能検査の結果です。しんのすけ君の値は、このように言語性IQと動作性IQが著しく異なっています」
少し頼りなさそうな細指が、91と書かれた部分と123と書かれた数値を示した。
そして数値の左端に、赤いマーカーで小さな印が付けられていた。
「言語性IQと動作性IQの差がボーダー値である15よりも圧倒的に大きい、すなわち発達障害である可能性が非常に高いと言えます」 みさえは何がなんだかわからないといった様子で、紙と男の顔を交互に見比べうろたえていた。
俺のほうはというと、──もちろん驚かなかったと言えば嘘になるが、全く心当たりがないというわけでもなかった。
誰も思いつかないような言葉の使い方をし、突拍子もない言動を繰り返す。
これが発達障害の特徴だと言われれば、確かに納得出来てしまう。
振り返って考えれば、しんのすけがいわゆる『特殊な子供』であることは親の目から見ても明らかだった。 「そんなはずないわ、ちょっと成長が遅いだけよ……。ねぇ、あなたも、なに言ってやってよ」
そう言うみさえもやはり心当たりはあるのか言葉に力がない。
それも仕方のないことだ――
「ぶりぶりぃっ!!ぶりぶりぃっ!えへへへ///ナースのおねえさん、オラのお尻、どう?」
――部屋のすぐ外では息子がやりたい放題なのである。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています