人の排せつ物を迅速に解析するため、尿検査用の試験紙や排せつ分析のための画像解析システム、肛門認証センサー、さらにオンラインシステムなど、多様な技術を搭載したスタンフォードトイレの発明

アメリカの科学誌「Improbable Research(風変わりな研究の年報)」が1991年から主催する、「笑い、そして考えさせられる研究」に対して贈られる「イグノーベル賞」の第33回(2023年度)授賞式が、日本時間の2023年9月15日7時に開催されました。

中略

公衆衛生学賞は韓国・アメリカのパク・スンミン氏らに贈られました。
パク氏が考案したのは、トイレにさまざまなセンサーやカメラを取り付けることで排せつ物や肛門の状態を常にチェックし、ヘルスケアのモニタリングを行えるスマートトイレです。パク氏はスマートトイレを活用することで、新型コロナウイルスやノロウイルス、赤痢(せきり)菌などの検査を行い、データを集約して分析することで衛生当局がリアルタイムに病気の流行を把握できるようになると述べています。
スマートトイレについては1970年代から検討されており、さまざまな企業がスマートトイレの実用化を進めていることが報じられています。

https://gigazine.net/news/20230915-ig-nobel-prize-2023/