「止めてみろ」と言われ患者の人工呼吸器を停止 元医師を暴行疑いで書類送検 「選択肢なかった」と元医師

大阪府立病院の元医師が、新型コロナ患者の人工呼吸器を一時的に止めた問題で、警察は元医師を書類送検しました。

「大阪府立中河内救命救急センター」に勤務していた男性医師(50)は、2021年、新型コロナに感染した男性患者(当時60代)に対し、人工呼吸器を約2分間停止させた暴行の疑いで書類送検されました。

医師は細菌感染を防ぐ気管切開の手術を拒否されたことから、「呼吸器止めてみますか」と尋ね、患者に「止めてみろ」と言われたため呼吸器を停止させたということです。

患者の呼吸状態は一時悪化しましたが、後遺症はありませんでした。

医師は行為を認めたうえで、「呼吸器停止以外の選択肢がなかった」などと話しています。一方、男性患者は「同じような行為を繰り返さないよう厳しい追及をお願いしたい」と話しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b5548ac23334f59cdc457af363dcd620b40e7436