Frontier Developmentsが開発を手掛ける宇宙MMOゲーム『Elite Dangerous』は天の川銀河が1分の1サイズで再現されており、
瞬く星々の殆どにアクセスが可能という超弩級のマップスケールを誇ります。
そんな無限の選択肢が存在する本作において近頃、空母の機能を悪用して初心者を騙し、
800光年も離れた星系に連れ去って強制労働を課す悪徳コマンダーのグループが今年になって現れたと、海外メディアPolygonが伝えました。
彼らの手口は、「うまい話があるから」などと言葉巧みに新人コマンダーをゲーム内チャットで誘い、自身の空母にドッキングさせるというもの。
右も左もわからない新人さんは哀れドッキングしたが最後、そのまま800光年ほど離れた別星系に連れていかれ、
そこでVoid Opalsという市場で高値で取引される希少鉱石の採掘へ延々駆り出される羽目に。
逃げ出そうとしても、FSD(いわゆるワープ機能)で別星系へジャンプすること自体は可能ですが、燃料消費や装備などの兼ね合いもあり、
特に新人コマンダーにとって800光年分の距離を移動するのは極めて難しい。
それを知りながら、あろうことか悪徳コマンダーたちは、連れ去った新人たちを使って希少鉱石を採掘させた挙句、
自空母内の市場で通常価格の1/6程度で買い叩いたとのこと。