嫌いな人に『嫌い』と言える。嫌いな人に『好き』とも言える。好きな人に『嫌い』とさえ言えるのに
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自分を客観的に眺めて、生きていることを演出するとしたら、一番の理想は、いい映画を撮れたときに死ぬことだ。
しかし、映画っていうものは完成した瞬間に、気に入らないところが次々に見えてくる。
自分の映画に、満足することはない。
満足するようじゃ映画監督なんて続けられない 工藤栄一監督が好きだ
しかし最初はそんなもの意識してなかった
全編通して面白いわけじゃない
しかし心象描写がとても印象的なシーンがあり、そのうちにこの人は誰だろうとテレビドラマを見ているうちに気にかけるようになった
ハッキリ言ってそれほど惚れ込む作品ばかりではないが、小道具の使い方とかアップで見せる辺り憎い演出が光る
騎馬奉行という火盗改の主人公を描いた作品に最初の1、2話を監督している
主人公は有能故に幕閣でも邪魔にされ、火盗役に落とされても親類や奉行所からも邪魔扱い
しかし陰の権力者からの援助があり、周辺も彼のリーダーシップと魅力に次第に惹かれていく
2話の最後に父親代わりの叔父を殺され、一人だけ支えてくれた部下を失うもその立ち上がる姿に魅力される作品を手掛けたのは
脚本家と工藤監督の強い力を感じる
こんな作品はこの荒れた時代には生まれてこない
それがとても残念である ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています