「大都市以外の地方は全部人口減ってる。地方は終わりだ」←これwwwwwwwwww
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田舎は少子高齢化で老人が死ぬばかり若者は都会に出て行って帰ってこない
もう全滅するしかない
そう思ってるあなた、間違いです たとえば山梨県甲府市
https://www.satofull.jp/city-kofu-yamanashi/static/city-kofu-yamanashi/packages/sphone/images/town/main.jpg
80年代までは20万都市だったが、平成以降近年は減り続けて20万割れして18万台に落ち込んでいる
山梨県では県庁所在地で最大都市なので「甲府の衰退は山梨自体の衰退だ」と危機感を煽る風潮がある
けど現実はそうではないのだ 最新のデータで日本全国の市区町村(区は東京の特別区)の人口増加率順位を見ればわかる
73位は甲斐市、85位に昭和町、124位に南アルプス市と言う具合に
山梨県内では5市町村が「人口が増えている自治体」の側に位置している
つまり甲府市は没落していても、別の自治体は増えているのだ
なぜだと思う? 理由は甲府の求心力の周縁化だ
甲斐市と昭和町は甲府市に隣接した隣町、そして南アルプス市はそれらの川向うの隣の隣の町だ
いずれも甲府にはほど近い
首都圏ではよく「神奈川県に住んで東京都心に通う」人がいるだろう
あれと同じような周縁への人口移動が起きているということだ 昭和町にはイオモール甲府昭和がある
山梨県では最大(と言うか唯一)の近代的な大型ショッピングモールで、利便性がある生活拠点なのだ
買い物が便利だから、その周辺に宅地の求心力が増すのは当然だ
一方、これができた後に甲府市街地ではデパートの閉店が起きている
市街地のデパートが閉鎖される→呼び水を失い求心力を失った周辺商店街がシャッターアーケードになる
この連鎖は全国で起きていることだが、ここだけを見れば甲府市が没落し、最大都市が没落すれば県そのものが死んでいるように見える
けど現実には、周辺自治体に機能が分散し、甲府市内に集住していた人口が分散しているというのが実装だ もともと甲府の住宅地は
市街地に連続して居住エリアが広がっていた。江戸時代からそうだっただろう
だが住民の軸がだんだんと郊外に移っていき、甲府市の従来の街はずれ、に力点が置かれ、ついには隣町、さらにはそのさらに奥の南アルプス市にまで広がったというわけ
結果的に、もともとある中心街近隣の古い住宅街は高齢化するばかりで、独居老人、そして空き家が増え続け、民家と民家の合間のスカスカな駐車場も増えているんだ
その子世代は地元にとどまるとしても、実家を出たら便利な昭和町とかにマイホームを構えてしまう
本来甲府市内に住んでいるべき人が、周辺自治体に分散しまくった結果
甲府の人は減っている、と言うのが正しい答えなのである >>7
それは間違いだ
確かに山梨県は東京都と隣接している
しかし甲府から東京都心は通勤するのは困難な距離が離れている
つまり首都圏とは断絶している。大都市に内包できていない 同様に熊本を見て欲しい
熊本市は人口増減率は-1,015というひどいペースで人口の減少が起きている「衰退都市」だ
県庁所在地で、平成の合併とはいえ政令市になったのに、これでは九州そのものが衰退しているように見えるだろう?
だが実際は違う
熊本市の近隣にある合志市の人口増加率は1,265で全国38位。菊陽町、大津町もトップ100入りで、益城町、嘉島町、西原村も人が増えている。全部熊本市周辺の市町村だ
ちなみに嘉島町はイオンモール熊本がある。熊本中心市街地の商店街は空き店舗が増え、人流も減っているが、郊外大型モールに商業の軸が移っていて
自動車のアクセスがいい熊本市近隣の郊外自治体に人口が移っているというわけである 毎日東京に通勤するにはキツイけどリモートワークメインでたまに出勤には適してるんじゃない 石川県金沢市の人口減少率は-3,338と熊本市よりも悲惨なペースだ
2015年には47万人だった人口はいまは46万割れ、10年足らずで1万人減っている
2015年と言えば北陸新幹線金沢開業の年なので、こういうと「新幹線で東京に若者がストローされているから」だと大都市に原因を求める人が出現しがちだ
現実は違う。石川県では野々市市やかほく市など、金沢近隣の市では人口増加中で、そっちに求心力が移ってるだけなのだ 人口減少率が日本ワーストクラスの地方都市は長崎市だ
-10,282という驚異的なマイナスである。1975年には51万人だった人口はいまは39万。50万都市ではなくなり、40万都市からも転落しているんだ
じゃあ長崎県は終わっているかと言うと違う
大村市は全国48番手の人口伸び率で、これは首都圏で言う埼玉県戸田市の1つ上、千葉県四街道市の1つ下の人口増加だ
大村市は長崎市まで30km圏、長崎空港も存在する「長崎都市圏」の自治体だ
つまり長崎市から人が減っているというのは長崎県から人が減っているわけではなく、長崎都市圏の居住エリアが周辺自治体に移っているだけのことなのだ 岡山県では岡山市は激減しているが、隣の総社市は中国地方トップクラスの増加率で増えている
山形市は減っているが東根市が増えている
群馬県は県都前橋市も隣接する商都高崎市もともに人が減りまくりだが、前橋の奥にある吉岡町は増えている
これが地方都市のリアルなんだわ >>17
つまり面的なネットワークの構築が重要になって来る
縦割りありきで「甲府市は甲府市内在住者のため」ありきではだめだし
それは近隣自治体も同様なのだ
甲府にせよ熊本にせよイオンモールは買い物や娯楽で便利であっても雇用機会には弱い
郡部単独ではモールなんて絶対に建たない田舎だった
広い意味で甲府の街、熊本の街で働くことを基軸に彼らは住んでいるのだから、連携が必要なの
自治体連邦のような仕組みが必要ということ たとえば
甲府市で市立文化会館などのインフラが老朽化してたとする
それを立てた時代は甲府で働く人は全員甲府市内に在住だった。街はずれは田んぼや自然が広がっていて、市境の先と空間断絶していた
けどいまは甲府で働く者が南アルプス市など近隣に力点が移っている
であれば甲府にも南アルプスにも甲斐にも隣接し、高速インターを通じて県内各地からもアクセス環境の良い昭和町に
県立の立派なホールを作って、市立の文化会館そのものを廃止にして「甲府都市圏と県民全体の財産」として将来にわたって維持した方がよほど理にかなっているといえる
甲府市は無駄なハコモノ整理ができて財政面でのコストカットにもなる
いくら昭和町はイオンモールが合って税収があり、人口が増えているとはいえ郡部は郡部。単独で立派なホールを作ることはできないのだ 山梨は、トヨタが実験都市を作ってるから波及効果で関連産業とか移住者が発生してるというのが人口増の主要因では?
古典的な「産業誘致に成功すれば地域が活性化する」という話でしかない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています