悪魔「あの女を殺せ」ひろゆき「嫌です」
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悪魔「俺に従えば世界の半分をやるぞ」
ひろゆき「なんすかそれ」
ひろゆき「今でも十分生活に不便しない金は持ってるんで、いらないっすそんなもん。運用とかも大変そうだし」
ひろゆき「それに、モノとかお金とかって、人から与えられるんじゃなくて、自分で『これやったら喜ぶ人いるんじゃね?』とか『こうした方が世の中おもしろくなるんじゃね?』とか考えて、働いて得るから価値があると思うんすよね」 悪魔「ええい、うるさい!従わぬなら、お前の命もないぞ」
ひろゆき「たとえ脅されても、人として筋の通らないことってしたくないんですよね」
悪魔「死ぬとしてもか」
ひろゆき「どーせ人っていつか死ぬんだし、いたずらに罪を重ねることもないかなって」
悪魔「そうか。ならば氏ね!」 ひろゆき「あれっ?生きてるじゃんラッキー」
天使「間一髪でしたね」
ひろゆき「誰っすかあんた」
天使「私は天使です。あなたが悪魔にそそのかされても、正しい心を貫けるかどうか、天界から見ていたのです」
天使「あなたは見事、悪魔の誘惑を断ち切りました。よって、神のご加護を与えます」 天使「さあ、覚悟しなさい」
悪魔「くそ!私の邪魔をするな!」
ひろゆき「ところで、天使と悪魔ってどっちの方が強いんすか?」
天使「そりゃ天使ですよ。勝てなきゃわざわざこんなクソ外界に降りてきませんて」
ひろゆき「へーそうなんだ」
ブスッ 天使「え……」
悪魔「え……」
天使「なんで……」
ひろゆき「おいら、神が人間を救うとか罰するとかって考え嫌いなんだよね。だってそこに人間の選択肢ないじゃん?」
ひろゆき「神が人間に不条理なことするなら、人間が神に同じことしてもいいと思うんだよね」
ひろゆき「だから、これさっき思いついたんだけど、神を殺しておいらが神になろっなーって」 天使「貴様……そんなことが許されるとでも思っているのか」
ひろゆき「いや許可とか求めてないっすから」
天使「この人間風情がぁー!」
ひろゆき「うるせーザコ」
ドグシュ バーン 悪魔「お前、俺も殺すのか」
ひろゆき「いや当たり前でしょ。あなた僕のこと殺そうとしましたし」
悪魔「悪人にも慈悲をかけるのが人間じゃないのか」
ひろゆき「だから僕、そういう考え方嫌いなんすよね」
悪魔「さっき、罪を重ねるのは嫌だと言っていたじゃないか」
ひろゆき「気が変わりました」
ザシュ ドカーン ひろゆき「さてと、大丈夫ですか?」
女「ああ……」
ひろゆき「あ、怖がらなくて大丈夫っすよ。僕、人間同士のルールはきちんと守るんで」
ひろゆき「立てますか?駅まで送りましょうか?」
女「結構す!」ダッ
ひろゆき「なんだよ、無愛想な人だなー。まあ、仕方ないか」 ひろゆき「さてと、神さま殺しにいきますか」
ひろゆき「っつっても、どこ行きゃいいんだよチクショー」
天使'「いたぞ!神への反逆者だ!」
天使''「あいつを殺せ!」
天使'''「あー」
ひろゆき「そっちから来んのかよ。ま、探す手間が省けたからいっか」 天使「相手は人間一匹、天使の敵ではない」
ひろゆき「それってあなたの感想ですよね」
シュバババ ドーン
ひろゆき「さあ、神様のところまで案内してくれない?」
天使「だ、誰が……」
ひろゆき「あ、そう。じゃあ拷問しますね」
ゴリッ ゴリッ ゴリッ 天使「分かりました。案内します」
ひろゆき「お前らさ、人に罪とか試練とか課しといて、恥ずかしくないの」
天使「慚愧に堪えません」
ひろゆき「うるせえ。さっさと連れてけや」
天使「…………」 天使「これが神です」
神=宇宙
ひろゆき「なんてことだ。神とは宇宙のことだったのか」
天使「これで分かったでしょう。神になろうなんてことが、いかに馬鹿げているのかということが」 ひろゆき「いや。人間と宇宙はもともとひとつなんだ」
ひろゆき「私を構成する物質のひとつひとつも、元々は土塊や雨の一滴だったのだ。それらが、さまざまな因果が複雑にはたらいた結果、私という形を成しているにすぎないのだ」
ひろゆき「そして、人間は科学の探求によって、神=宇宙の理を超克し、真の幸福を追求できるのだ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています