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川崎 多摩区 増水した川に流された作業員か 川の底で男性死亡

 大気が不安定になり各地で大雨や風の被害が相次いだ1日午後、川崎市で護岸工事をしていた30代の男性作業員が雨で増水した川に流されました。
およそ3時間半後に5キロほど離れた川の底から1人が救助されましたが、死亡が確認され、警察は流された男性とみて確認を進めています。
 1日午後1時40分過ぎ、川崎市多摩区で五反田川の護岸工事をしていた30代の男性作業員が雨で増水した川に流されて行方がわからなくなりました。
 川崎市には午後1時過ぎに大雨警報が発表されていて、警察によりますと、当時、複数の作業員がいましたが、流された男性は重機に乗っている時に川が急激に増水し避難するのが遅れたとみられるということです。
 警察と消防が捜索したところ、およそ3時間半後の午後5時すぎに、流された場所から東に5キロほど離れた川の底で男性1人が見つかり、救助されましたが、その場で死亡が確認されました。
 警察は、死亡したのは流された男性とみて確認を進めるとともに、詳しい状況を調べています。

近くの住人「怖さを感じた」
近くに住む40代の女性は、「ふだんは流れはとても穏やかで、人が流されるような川ではないと思います。きょうの午後はこのあたりも強い雨が降っていました。急な天気の変化で人が流されるような事故が起きて怖さを感じました」と話していました。

 神奈川県などによると、死亡したのは東京都小平市の三浦直哉さん(33)で、当時作業員4人で現場で作業をしていたという。局地的な雨で川が急激に増水し流された。川崎市ではこの日午後1時半すぎに大雨警報が出され、同4時40分に注意報に切り替わった。