CLANNAD 後日談 旅行
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【あらすじ】
岡崎朋也は、妻の古河渚と娘の汐と幸せな日々を送っていた。しかし、渚の体調が悪化し、病院に入院することになった。渚は、自分の命が長くないことを悟り、岡崎に最後の願いを告げる。それは、家族で旅行に行くことだった。岡崎は、渚の願いを叶えるために、汐と一緒に旅行の準備を始める。そして、渚が退院した日、三人は車で海辺の町に向かった。 【ストーリー】
岡崎「よし、出発だ!」
汐「パパ、ママ、早く乗って!」
渚「ありがとう、朋也。汐」
岡崎は車の運転席に座り、渚と汐を助手席と後部座席に乗せる。渚は笑顔で岡崎に手を握り返す。汐は窓から外を見ながらはしゃぐ。 岡崎「さあ、海まであと二時間だぞ。楽しみだな」
渚「うん。私も楽しみ」
汐「海ってどんな感じなの?」
岡崎「え?汐、海見たことないのか?」
汐「ううん。ママも言ってた。ママも初めてだって」
渚「そうなの。私はずっと病気で学校にも行けなかったから、海や山や遠くの町を見たことがないの」
岡崎「そうか……ごめんな、もっと連れて行ってやればよかった」
渚「いいえ、朋也。私はあなたと汐がいれば幸せだったから。でも、せめて一度でいいから家族で旅行に行きたかったの。あなたと汐に見せてあげたかったの」
岡崎「渚……」
岡崎は渚の頬にキスをする。 岡崎「大丈夫だよ。今回は思いっきり楽しもうぜ。海はきれいだし、おいしいものもあるし、色々なことができるからな」
渚「うん。ありがとう、朋也」
汐「パパ、ママ、ラブラブだね」
岡崎「おう、そうだぞ。お前も早く恋人作れよ」
汐「えー!まだ小学生だよ!」
三人は笑いながら海辺の町に向かう。 途中、道の駅で休憩したり、風景を眺めたりしながら楽しく会話する。渚は体調が良くない時もあるが、岡崎と汐が支えてくれる。
やがて海が見えてきた。
汐「わあ!海だ!海だ!青い!きれい!」
渚「すごい……本当にきれい……」
岡崎「おお、やっと着いたぞ!さあ、ホテルにチェックインして荷物を置こう」
三人はホテルに到着し、部屋に入る。部屋からは海が一望できる。 汐「わー!海が見える!」
渚「素敵な部屋ね」
岡崎「これは予約した時に特別に頼んだんだ。渚のためにな」
渚「朋也……ありがとう」
岡崎「いいよ、いいよ。さあ、早く着替えて海に行こうぜ」
汐「うん!」
渚「うん!」
三人は水着に着替えて、海に向かう。海岸ではたくさんの人が泳いだり遊んだりしている。 汐「やったー!海だー!」
渚「きゃあ!冷たい!」
岡崎「ほら、慣れると気持ちいいだろ?」
三人は波に飛び込んだり、砂でお城を作ったり、貝殻を拾ったりする。渚は初めての海に感動し、岡崎と汐と一緒に笑顔で遊ぶ。 岡崎「楽しいか?渚」
渚「うん。とっても楽しい。朋也と汐と一緒に海に来られて幸せ」
岡崎「俺もだよ。渚と汐が笑ってくれると嬉しい」
汐「パパ、ママ、またラブラブだね」
岡崎「おう、そうだぞ。お前も早く恋人作れよ」
汐「もう言わないでよ!」
三人はまた笑う。 夕方になり、三人はホテルに戻る。夕食はバイキング形式で、色々な料理が並んでいる。
汐「わー!おいしそうなものがいっぱい!」
渚「どれも美味しそうね」
岡崎「じゃあ、好きなものを取って食べようぜ」 三人は好きなものを皿に盛り、テーブルにつく。渚はあまり食欲がないが、岡崎と汐の分まで食べるように勧められる。
岡崎「渚、もっと食べなよ。体力つけないとな」
渚「でも、お腹いっぱい……」
岡崎「大丈夫だよ。美味しいものを食べると元気になるからさ」
汐「そうだよ、ママ。私も手伝ってあげるから」
渚「ありがとう、朋也。汐。じゃあ、少しだけ……」 渚は岡崎と汐の皿から料理をつまみ食いする。岡崎と汐は笑って見守る。
夕食後、三人は部屋に戻り、テレビを見たりゲームをしたりする。渚は疲れて眠ってしまう。
岡崎「おやすみ、渚」
汐「おやすみ、ママ」
岡崎と汐は渚の頬にキスをする。
汐「パパ、明日はどこに行くの?」
岡崎「明日はさ、水族館に行こうかと思ってるんだ。魚やイルカやペンギンが見られるんだぞ」
汐「わあ!楽しそう!私も行きたい!」
岡崎「じゃあ、明日は早起きしような。今日は早く寝ようか」
汐「うん!パパもおやすみ」
岡崎「おやすみ、汐」
岡崎と汐はベッドに入り、眠りにつく。 翌朝、三人は朝食を食べて、水族館に向かう。水族館では色々な魚や海洋生物が展示されている。
汐「わー!きれいな魚だ!」
渚「あれは何という魚かしら?」
岡崎「それはさ、クマノミだよ。見て、あの赤と白の模様が可愛いだろ?」
渚「うん。可愛いね」
岡崎「あそこにはイルカがいるぞ。イルカショーが始まるらしいから、見に行こう」
汐「うん!イルカショーだ!」 三人はイルカショーの会場に移動する。イルカショーではイルカがトレーナーと一緒に芸を披露する。
汐「すごい!イルカがジャンプした!」
渚「すごいね。イルカは賢い動物なんだね」
岡崎「そうだよ。イルカは人間とコミュニケーションができるんだってさ」
渚「本当?それはすごいわ」
岡崎「ほら、見て。あのイルカがこっちに手を振ってるぞ」
汐「わあ!イルカさんこんにちは!」
渚「こんにちは、イルカさん」
岡崎「こんにちは、イルカさん」 三人はイルカに手を振り返す。イルカは嬉しそうに笑う。
岡崎「楽しいか?渚」
渚「うん。とっても楽しい。朋也と汐と一緒に水族館に来られて幸せ」
岡崎「俺もだよ。渚と汐が笑ってくれると嬉しい」
汐「パパ、ママ、またラブラブだね」
岡崎「おう、そうだぞ。お前も早く恋人作れよ」
汐「もう言わないでよ!」 三人はまた笑う。
水族館を満喫した後、三人は昼食を食べる。昼食は海鮮丼で、新鮮な魚介類がご飯の上に乗っている。
汐「わー!おいしそうな海鮮丼だ!」
渚「どれも美味しそうね」
岡崎「じゃあ、早速食べようか。いただきます」
三人は海鮮丼を食べ始める。渚は少しだけ食べるが、岡崎と汐の分まで食べるように勧められる。
岡崎「渚、もっと食べなよ。美味しいだろ?」
渚「でも、お腹いっぱい……」
岡崎「大丈夫だよ。美味しいものを食べると元気になるからさ」
汐「そうだよ、ママ。私も手伝ってあげるから」
渚「ありがとう、朋也。汐。じゃあ、少しだけ……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています