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2023/07/21(金) 20:04:44.907ID:vLswGUd902023年7月14日 東京大学 国際高等研究所 ニューロインテリジェンス国際研究機構
・頻繁に報告される自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠陥多動症(ADHD)との合併症は、神経科学的には実は、ASDとADHDの重ね合わせではない可能性があることを明らかにしました。
・特にASD/ADHD合併症例のADHD様の行動は、純粋なADHDとは異なる神経メカニズムによって生まれている可能性が判明しました。
・ASD/ADHD合併症の診断概念や薬物治療のアプローチを一部改良する必要があるかもしれません。
〈今後の展望〉
今回の研究は、ASD/ADHD合併症という近年ようやく認められるようになった疾患概念が、実はそれほど単純な合併症ではないということを神経科学的に明らかにしたものでした。上記の結果によれば、この合併症は、ASDとADHDがそれぞれ一人の人の中に存在しているという状態ではなく、ASDを元として、そこにADHDとは異なるタイプの神経活動の過活動が併発した状態と捉える方が良さそうです。
もし、これが正しければ、ASD/ADHD合併症に関する概念を多少変更する必要があるばかりではなく、治療に関しても注意が必要になるかもしれません。特に彼らのADHD的な症状に対して、純粋なADHD当事者に対してしばしば処方するのと同じ薬物療法を実施して効果が十分期待できるのか、などといった点については、今後、臨床的にも検討していく必要が出てくるかもしれません。
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https://ircn.jp/pressrelease/20230714_takamitsu_watanabe