大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第6号
2023年07月19日17時04分 気象庁発表

東北地方では、20日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、西日本から東日本では20日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。

[気圧配置など]
 梅雨前線が華中から日本海を通り、東北地方にのびています。また、日本海の前線上には低気圧があって、東へ進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発となって、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴って激しい雨が降っている所があります。
 20日朝には、低気圧は日本の東に進み、前線は西日本や東日本を南下するでしょう。その後、20日夜にかけて北日本から東日本の上空約6000メートルに氷点下6度以下の寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる見込みです。

[防災事項]
 東北地方から東日本にかけては、20日にかけて、前線や低気圧及び上空の寒気の影響で雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 20日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   東北地方        150ミリ
   関東甲信地方、北陸地方  80ミリ
 東北地方では、20日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

 また、西日本では19日は、東日本では20日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、短時間強雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は20日5時頃に発表する予定です。