大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第17号
2023年07月13日05時10分 気象庁発表

西日本では日本海側を中心に13日は、東日本では14日にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

[気圧配置など]
 梅雨前線が、華北から朝鮮半島を通り、東日本にのびています。
 前線は、13日は西日本ではゆっくり北上し、東日本には停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空約5500メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込むため、西日本では13日は、東日本では14日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
 なお、前線は14日は再び北上して、15日から16日頃にかけて北日本に停滞するでしょう。このため北陸地方では15日にかけて、東北地方では15日から16日頃にかけて大雨となる可能性があります。

[防災事項]
 西日本では日本海側を中心に13日は、東日本では14日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。これまでの大雨により、九州北部地方や北陸地方を中心に地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
 14日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   中国地方        180ミリ
   北陸地方        150ミリ
   東海地方        120ミリ
   近畿地方、九州北部地方 100ミリ
 15日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   北陸地方    50から100ミリ
の見込みです。
 また、東日本から西日本では13日は、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。東日本では、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[補足事項等]
 地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は13日17時頃に発表する予定です。
[訂正箇所]
[防災事項]の14日6時までの24時間に予想される雨量について、中国地方を180ミリに訂正し、近畿地方の100ミリを追加します。