大雨に関する全般気象情報 第4号

令和5年7月7日 16時36分 気象庁 発表
見出し

10日頃にかけて、梅雨前線が本州付近に停滞して前線の活動が活発となるため、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となる見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
本文

[気圧配置など]
 梅雨前線が華中から西日本を通り、日本の南にのびています。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでおり、活動が活発になって雷を伴って激しい雨が降っている所があります。
 前線は、8日には東日本から北日本に北上し、10日頃にかけて本州付近に停滞する見込みです。

[防災事項]
 西日本から北日本にかけての広い範囲で、10日頃にかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所では、少ない雨量でも土砂災害の危険度が非常に高まるおそれがあります。
 8日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方           250ミリ
   中国地方             150ミリ
   関東甲信地方、北陸地方、東海地方 120ミリ
 9日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方      200から300ミリ
   関東甲信地方、東海地方、中国地方
               100から200ミリ
   東北地方、北陸地方、近畿地方
               100から150ミリ
 10日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方      100から200ミリ
の見込みです。
 10日頃にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や突風にも注意してください。

[補足事項等]
 地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
 次の「大雨に関する全般気象情報」は、8日5時頃に発表する予定です。