ニューヨーク州トロイにあるレンセラー工科大学で、清掃員がアラームへの対処を誤りブレーカーを落としたことで超低温冷凍庫が停止し、25年にわたる研究成果が失われるという事故が起きていたことがわかりました。大学は少なくとも100万ドル(約1億4400万円)の損害を被ったとして、清掃員を雇った企業を訴えています。

冷凍庫のドアには「修理中のためビープ音が鳴っています。移動したりプラグを抜いたりしないでください。このエリアの清掃は必要ありません。音をミュートしたい場合は『アラーム/テスト』ボタンを5~10秒押してください」という注意書きが貼られていました。

大学側の弁護士であるマイケル・ギンズバーグ氏は「彼らの行動と怠慢がこの出来事を引き起こしました。彼らは25年間の研究を消し去りました」と述べました。

大学の公安スタッフが当該清掃員に聞き取りを行ったところ、当人は「ブレーカーを上げた」と信じており、「自分が何か悪いことをしたとは思っておらず、ただ手助けしようとしただけだった」とのことです。

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