呂比須氏は1997年9月12日に日本へ帰化し、16日後となる同月28日のフランスW杯アジア最終予選の韓国戦(1-2)で日本代表デビュー。
その後は代表に定着し、W杯出場の原動力となった。
98年のフランスW杯で3試合に出場すると、第3戦ジャマイカ戦(1-2)でFW中山雅史のW杯日本人初ゴールをアシストした。

日本代表招集について「帰化から10日後、最初の電話を受けた」と明かす。
最終的に日本代表として20試合5ゴールの結果を残し、日本サッカー史に名を刻んだ。

「その機会を得られて嬉しかったし、私を受け入れてくれた国を助けることができて、本当に光栄だった」

 帰化という大きな決断を下した呂比須氏だが、活躍の場を与えてくれた日本に対する感謝の念は今も尽きないようだ。