俺とミュウ
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ミュウ「俺は心が読める・・・」
ミュウ「おっさんの人生って大したことねえだろ」
俺「おい、ミュウ・・・」
ミュウ「なんだよ」 ミュウ「おっさん彼女いねえだろ」
俺「だからなんだよ」 ミュウ「仕事してないだろ」
俺「だから何だよ、俺にはお前がいる」 ミュウ「そろそろ考え直した方がいいんじゃないのか?その件」
俺「その件て、お前な・・・」 ミュウ「白人でもないし。あんま調子こいてるとまた痛い目にあうぞ、この前警察に捕まっただろ」
俺「アレはなぁ・・・俺は悪くないんだ」 俺「もし無視していたら、どうなっていたと思う。あのまま怪奇現象が無制限に拡大して、絶対に犠牲者が出ていた」
俺「俺はそれを防ぐために・・・」
ミュウ「ごたくはいい」 ミュウ「おっさん。おっさんは優しい人間だ。俺はよく知ってる」
ミュウ「しかしネットを見ろ。その程度でみんな納得するようだと思うのか」 ミュウ「彼らを納得させるには、もっとパンチが必要だ」
ミュウ「それは今のおっさんには欠けているものだ」
俺「しかしパンチを鍛えれば、平和が遠くなる」 ミュウ「それは確かにそうだ。平和を重んじるのはいいことだ」
ミュウ「ところで・・・子供は作らないのか?」
俺「それはまだ考え中だ・・・」 ミュウ「おっさんは義務を果たしていない。そういう、非現実的な人間になってしまったんだ」
ミュウ「何が現実主義だ」 俺「でも俺は・・・あの時からそうはいかなくなった。お前に出会ってから・・・」 俺「ミュウ、お前を失いたくない。お前を愛していたい、お前を・・・誰からも守ってやる」
ミュウ「・・・」
俺「覚えてるか、あの日々を。俺がもっと青臭かった頃のことを」 ミュウ「考えた方がいい」
俺「考えないさ。これからもずっと・・・」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています